おすすめがん保険を徹底比較!全年代向け&女性向け商品を解説
「がん保険のおすすめが知りたい」
「がん保険の選び方のコツはある?」
「がん保険は必要」と思うけど実際どれに加入したらいいのかわからないという方は少なくないでしょう。
がん保険の主な役割は、がんと診断された際に手厚い保障が受けられることです。
この記事では、おすすめのがん保険を紹介します。
がん保険の基礎知識から選び方まで丁寧に掘り下げていくので、ぜひ検討にお役立てください。
がん保険の選び方について要約
- がん保険は主にがん手術給付金と入院給付金のふたつで構成
- 主契約に必要な特約を付帯させる
- 近年では2人に1人が罹患するが、死亡率は25%
- 上皮内新生物の保険金給付条件を把握する
- 免責期間に注意
Contents
おすすめがん保険5選
総合評価 | 受け取り方法 | 保険期間 | インターネット見積もり | |
---|---|---|---|---|
終身ガン治療保険プレミアムZ | ★★★☆☆ | 2年に1回/回数無制限 | 終身 | 30代男性:3,389円 30代女性:2,945円 |
スマイルセブンSuper | ★★★★★ | 年に1回/回数無制限 | 終身 | 30代男性:2,806円 30代女性:2,701円 |
はなさく医療 | ★★★★★ | 年に1回/回数無制限 | 終身 | 30代男性:2,284円 30代女性:2,349円 |
生きるためのがん保険Days1 | ★★★★★ | 年に1回/回数無制限 | 終身 | 30代男性:2,263円 30代女性:2,550円 |
新メディフィットA | ★★★★☆ | 2年に1回/回数無制限 | 終身 | 30代男性:3,420円 30代女性:3,420円 |
チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアムZ
終身ガン治療保険プレミアムZ | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 6〜80歳 |
免責期間 | 90日間 |
診断一時金額 | 50〜100万円・2年に1回/回数無制限 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤・自由診療・緩和療養 |
上皮内生物 | がん(悪性新生物)と同額 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円 |
「終身ガン治療保険プレミアムDX」はチューリッヒ生命の終身がん保険です。
新規加入の対象年齢は6歳〜80歳までと幅広く、治療給付金の対応が充実している特徴があります。
診断一時金の保険金額は、50万円から100万円の範囲内で設定することが可能なほか、ストレス性疾病特約や緩和療法を上乗せすることも出来ます。
診断一時金は2年に1回の間隔であれば回数無制限で受け取れ、上皮内新生物でも満額保障。
先進医療保障についても上限額2,000万円で終身保障を付加出来ます。
朝日生命 スマイルセブンSuper
スマイルセブンSuper | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 20〜70歳 |
免責期間 | 90日間 |
診断一時金額 | 30〜500万円・年に1回/回数無制限 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤 |
上皮内生物 | がん(悪性新生物)と同額 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円 |
朝日生命の「スマイルセブンSuper」は一時金に特化した終身医療保険です。
がん治療特約を加えることで、さらに手厚い保障を備えることが出来ます。
診断一時金は30万円〜500万円までの幅広い範囲での設定が出来る点が特徴です。
給付条件は年に1回、回数無制限で、上皮内新生物でも満額で受け取ることが出来ます。
先進医療保障の保証期間も終身です。
すでに医療保険へ加入している方は、保障の重複に注意しましょう。
はなさく生命 はなさく医療
はなさく医療 | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 20〜85歳 |
免責期間 | 90日間 |
診断一時金額 | 10〜100万円・年1回/回数無制限 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤 |
上皮内生物 | 診断一時給付金:がん(悪性新生物)と同額
払込免除特約適用 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円 |
日本生命グループであるはなさく生命の「はなさく医療」は終身医療保険です。
特約を付帯した「がんプラン」に加入するとさらに手厚い保障を備えることが出来ます。
診断一時給付金は10万円〜100万円の範囲内なら10万円単位で設定することが出来、給付条件は、年1回・回数無制限です。
「がんプラン」の特約のほかにも、入院一時金特約や女性疾病特約など魅力的な特約があります。
すでに医療保険に加入している方は、保障の重複に注意し検討しましょう。
AFLAC 生きるためのがん保険Days1
生きるためのがん保険Days | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 0〜85歳 |
免責期間 | 90日間 |
診断一時金額 | 50〜100万円・2年に1回 / 回数無制限 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤・緩和療養 |
上皮内生物 | がん(悪性新生物)と同額 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円(10年) |
アフラックの「生きるためのがん保険Days1」加入後も解約せずに保障を追加出来るという点が魅力的な終身がん保険です。
診断一時金は50万円で、上皮内生物には5万円の設定が出来、受取り条件は2年に1回・回数無制限です。
先進医療特約の保険期間は10年ですが、払込免除を付帯することが出来ます。
メディケア生命 新メディフィットA
新メディフィットA | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 20〜75歳 |
免責期間 | 90日間 |
診断一時金額 | 10〜100万円・年1回/回数無制限 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤・自由診療・緩和療養 |
上皮内生物 | がん(悪性新生物)と同額 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円 |
メディケア生命の「新メディフィットA」は充実した特約がある終身医療保険です。
医療保険に特定疾病一時給付特約、薬剤治療特約、通院治療特約を付帯すると、よりがん治療に備えることが出来ます。
診断一時金は10万円〜100万円の範囲内であれば10万円単位で設定することが可能です。
給付条件は年に一回、回数は無制限で、放射線治療・抗がん剤治療を対象とした治療給付金も受け取ることが出来ます。
すでに医療保険に加入済みの方は、保障の重複に注意しましょう。
がん保険とは
がん保険を検討する前に、がんについて詳しくみてみましょう。
前もって様々な情報を知っておくと保険商品を選ぶ際に参考になります。
がん保険の基本的な保障
がん保険は主にがん手術給付金と入院給付金のふたつで構成されています。
主契約に自身が希望する特約を上乗せし、保障内容を拡充するなど自身のスタイルに合ったがん保険を設計することが出来ます。
がんになる確率
現代社会では生涯がんに罹患する確率は年々高くなる傾向にあるようです。
国立がん研究センターの令和2年度のデータによると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性では65.5%、女性では50.5%と半数以上の方ががんになっています。
同機関の調査では、5年相対生存率は男性で62.9%、女性では66.9%と公表されています。
5年相対生存率80%以上のがん
- 男性:前立腺がん
- 女性:乳がん・子宮体がん
- 男女: 喉頭がん・皮膚がん・甲状腺がん
がんの死亡率
日本人の悪性新生物(がん)による死亡率は25%です。
医療技術の発展により、現在では4人に1人の割合にまで減少しました。
5年相対生存率30%以下のがん
- 男性:肺がん
- 男女:胆のうがん・胆管がん・膵臓がん
入院日数
近年では、放射線治療や抗がん剤治療が通院で出来るようになったため平均入院日数が減少しつつあります。
厚生労働省の平成30年患者調査によると、平均入院日数は17.1日と15年前と比較して大幅な減少傾向を見せています。
入院患者数は100万人に対し、通院しているがん患者数は約145万人となっており、仕事と並行して通院で治療を受けている方の割合が年々増加しているようです。
人気の高いおすすめながん保険の特徴
保険料の安さは人気の一理ではありますが、それ以外にも抑えておきたいポイントがいくつかあります。
人気の高い保険の特徴
- 終身保険である
- 診断給付金が充実している
- 自由診療も給付対象
終身保険である
国立がん研究センターによると、男性は50歳、女性は30歳を過ぎるとがんの罹患率が高まります。
歳を重ねるにつれて罹患率は上がるため、高齢になってから新規加入すると保険料も高額になってしまいます。
そのため、終身保険に加入をすると月々の保険料が安く、生涯保険料が変わらないため若い年代を中心にニーズが高まっています。
充実した診断給付金
前述したように、放射線治療や抗がん剤治療を通院で行うことが出来るようになったため、従来通りの入院給付金のみのがん保障ではカバー出来ないこともあります。
さらに働きながらがん治療を行なっている場合は収入の減少も懸念されます。
そのため、医療保険である程度まかなえる入院給付金や手術給付金よりも、がんの診断一時金を重視するというニーズが増えています。
自由診療も給付対象となる実損払いタイプ
がんの治療法によっては、先進医療や自由診療のように健康保険の対象とならないものがあります。
健康保険でまかなえない治療法を選択した場合に、いくらの必要保障額が必要になるか想像がつかない場合もあるでしょう。
そのような場合に備えて、先進医療や自由診療も対象とした上で治療にかかった費用を保障するというがん保険が登場し人気を集めています。
がん保険に加入する際の注意点
必要のない特約をつけない
保険には基礎を網羅した主契約のほかに特約があります。
特約とは、主契約でカバー出来ない範囲を追加で補うものです。
特約が多いほど、カバー出来る範囲は広がりますが保険料も高くなります。
中でもがん保険や医療保険では先進医療特約を勧められることが少なくないかもしれません。
先進医療特約は月額100円程なのですが、必要以上に付帯しないように注意しましょう。
免責期間
ほぼ全てのがん保険には、加入から90日間の免責期間があります。
免責期間中にがんと診断されたり、治療が必要になった場合は保険に加入していても、がん保険の給付金が一切下りないので注意が必要です。
がん治療の費用相場
がんの治療には莫大な費用がかかると思っている方も多いのではないでしょうか。
がんの1回の手術でかかる費用は50万円〜100万円が相場です。
手術のほかにも放射線治療や抗がん剤治療などに費用がかさみます。
また、高額療養費制度を使っても、月に9万円程度の自己負担金がかかってしまいます。
これらを加味して保険金を設定するのが好ましいです。
がん保険選びのコツ
終身保険か定期保険
がん保険には、終身型保険と定期型保険の2種類があります。
終身型は一度加入すると生涯にわたって保障が続き、保険料は加入した年齢を基準に変わらないという特徴があります。
定期型は、万が一のために家族の生活費を十分に準備したい場合、短期間の手厚い保障が必要な方に向いています。
満期の際に、継続を選ぶと保険料はその時の年齢を基準に検討され、高くなる場合もあります。
まだ、がん保険に加入していない方は終身型で手厚い保障を長期に準備するのがおすすめです。
自分のライフスタイルに合った保険期間を検討することが重要です。
上皮内生物が保障・特約されているか
がん保険を選ぶ際には上皮内新生物の保険金給付条件を確認しましょう。
上皮内新生物とは、体の表面にあるがんのことで転移するリスクが少ない初期がんのことを指します。
手術で摘出するだけで治療が済むので、深刻化することはあまりないとされています。
しかし、治療費は発生するため保障をしっかり受けられるか確認しましょう。
特に、診断一時金が上皮内新生物の診断でも、悪性新生物のがんと同じ保障が適用されるかどうかのチェックが必須です。
給付金の制約で選ぶ
診断一時金が短い間隔で複数回受け取ることが出来るか確認しましょう。
診断一時金とは、がんと診断された際に給付金を受け取れる保障のことをいいます。
がんと診断されてすぐに、まとまったお金を得ることが出来ます。
使い道は自由で、治療費以外にも入院に伴う出費や購入品に役立てることが出来ます。
受取り回数
がんなどの病気や怪我の治療は高額療養費制度を使うことが出来ますが、それ以外に自己負担も発生します。
前述の通り、平均して月9万円程度の自己負担金がかかるので、それに合わせて保険金を設定するのが好ましいです。
受け取り回数については、がんの再発リスクや治療が複数回に渡って行われる場合を踏まえて無制限が望ましいといえるでしょう。
女性に人気のおすすめがん保険3選
Aflac 生きるためのがん保険Days1(レディースプラン)
生きるためのがん保険Days1(レディースプラン) | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 15歳~70歳 |
入院給付金日額 | 10,000円 |
診断一時金額 | 50万円 |
治療給付金の範囲 | 放射線・抗がん剤・ホルモン剤・緩和療養 |
上皮内生物 | 5万円 |
先進医療保障 | 上限額2,000万円(10年) |
アフラックの生きるためのがん保険Days1(レディースプラン)は現在のがん治療に特化したがん保険です。
放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療や緩和療養などの多様化した治療までカバーしているのでリスクに備えることが出来ます。
特約は、がん診断一時金・先進医療特約などがあり自身にあったものを選ぶことが可能です。
また、がん診断一時金特約を付帯すると、年に1回かつ回数無制限で給付金を受けられます。
三井住友海上 &LIFE新医療保険Aプレミア
&LIFE新医療保険Aプレミア | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 0〜85歳 |
入院給付金日額 | 5,000円〜10,000円 |
診断一時金額 | 100万円 |
女性疾病の保障範囲 | 女性特有のがん、女性特有の部位に関する疾患、女性に多い病気、妊娠・分娩に関わる合併症 |
妊娠中の部位不担保 | 加入後1年以内の妊娠・出産に関する事項は不担保 |
乳房再建手術給付金 | ◯ |
三井住友海上の「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は女性疾病特約を付帯することで女性特有のリスクに備えることが出来ます。
特約はほかにも、がん診断一時金・先進医療特約・介護保障特約などがあります。
がん診断一時金を付帯した場合の給付条件は1年に1回かつ回数無制限です。
&LIFE 新医療保険Aプレミアは、基本的な女性疾病を網羅しているため、保障内容を重視している方におすすめです。
ネオファースト生命 ネオdeいりょう(女性疾病保障特約付加)
ネオdeいりょう(女性疾病保障特約付加) | |
---|---|
保険期間 | 終身 |
対象年齢 | 0〜85歳 |
入院給付金日額 | 3,000円〜1万円 |
診断一時金額 | 10〜200万円 |
女性疾病の保障範囲 | 女性特有のがん、女性特有の部位に関する疾患、女性に多い病気、妊娠・分娩に関わる合併症 |
妊娠中の部位不担保 | 加入後1年以内の妊娠・出産に関する事項は不担保 |
乳房再建手術給付金 | ◯ |
ネオファースト生命の「ネオdeいりょう」は主契約に、女性疾病保障特約を付加するセットタイプです。
ほかにも特約では先進医療特約・通院特約などを付帯することが出来ます。
また、がん診断一時金特約を付帯すると、1年に1回かつ回数無制限で給付金を受けられます。
ネオdeいりょうでは、女性疾病を網羅することが出来、なおかつ乳房再建術が保障範囲に含まれている点が魅力ですね。
おすすめがん保険 まとめ
おすすめがん保険のまとめ
- がん保険は主にがん手術給付金と入院給付金のふたつで構成
- 主契約に必要な特約を付帯させる
- 近年では1人に2人が罹患するが、死亡率は25%
- 上皮内新生物の保険金給付条件を把握する
- 免責期間に注意
がんに罹患する確率が高くなっている近年では、がんへの備えが大切になりつつあります。
治療法も多様になっているためがん保険を選ぶ際は、自分にあった特約を付帯させる必要があります。
医療保険である程度まかなえる入院給付金や手術給付金よりも、がんの診断一時金を重視する選び方がおすすめです。
がん保険で迷っている方は、ぜひ本記事を参考に選んでみてはいかがでしょう。