顔の赤み・赤ら顔をなんとかしたい!肌トラブルの原因と対策
そんなお悩みを持っている方は、単純に顔の赤みの原因と対策を知らないだけかもしれません。
「赤ら顔」や「酒さ(しゅさ)」と呼ばれることもある顔の赤み。
原因と適切なケアを知っておくことで、ポジティブな気持ちで鏡に向かえるようになるはずです。
今回は顔の赤みとの向き合い方として次の項目をご紹介します。
- スキンケア・お肌への刺激・生活習慣を見直す
- メイクで目立たなくさせる
- 美容皮膚科で医師に相談する
「あれ?それって普通じゃない?」と思ってしまうかもしれません。
ですが、その基礎基本が抜け落ちている方も多いです。
自分のお肌の悩みで気分が落ち込むのを避けるためにも、この記事を参考にケアをしてみてください。
Contents
顔が赤くなるのはなぜ?赤ら顔の原因
顔が赤みを帯びている状態のことを指す「赤ら顔」。
飲酒などでも顔は赤くなりますが、慢性的に顔が赤い方は次のような原因を抱えているかもしれません。
- 皮膚の炎症
- 毛細血管拡張症
- 過度な洗顔
原因に応じて対処が異なるため、まず赤みの原因を把握しましょう。
皮膚の炎症
皮膚の炎症は、外部からの刺激が原因となっていることが少なくありません。
ニキビ、皮脂の過剰な分泌、ホルモンバランスの乱れといった体内部の原因や、乾燥、肌に合わない化粧品での炎症などによって引き起こされる場合があります。
炎症が治まれば赤みも消えますが、繰り返すことで慢性化してしまう場合もあります。
毛細血管拡張症
毛細血管拡張症は毛細血管が拡張し、お肌の上から血管が見えやすくなってしまう症状のことをいいます。
毛細血管が多い鼻や頬の周辺で目立ちやすく、色白の方や皮膚が薄い方など、生まれつきの体質が影響していることもあります。
過度な洗顔
洗顔のしすぎも赤ら顔の原因となっているかもしれません。
必要以上に強い摩擦をかけたり叩いたりすると、お肌が薄くなってしまったり、傷つきの原因となる場合があります。
洗浄力の高すぎるクレンジングや洗顔フォーム、ピーリング剤の過度な使用でも傷つきや乾燥が悪化する可能性もあります。
顔の赤みで確認しておきたい基本項目
ここまで顔の赤みの原因について簡単に紹介しました。
本格的な治療に乗り出す前に、原因となり得る基本的な要因を見直すことが重要です。
スキンケアで避けて通れない大事な3つのポイントをお伝えします。
スキンケア
1つ目の大切なことは、お肌を乾燥から守ってくれる製品や方法でケアをすることです。
基礎化粧品を見直す
化粧水やクリームなどでお肌を保湿するなど、基礎が疎かになっていないか見直しましょう。
基礎化粧品を変えたタイミングで顔の赤みが目立つようになった方は、お肌に合ったものに変更することを検討するのもおすすめです。
皮脂の過剰分泌でお悩みなら、ビタミンC誘導体やライムパワーエキス配合の化粧品や、低刺激でセラミド配合の保湿成分を取り入れるのも選択肢の一つ。
化粧品を使用する時は、可能な限り試供品やサンプルなどで自分のお肌に適したものなのかを確認しておくことも大切になってきます。
洗顔を見直す
先述の通り、洗顔は繊細なお肌に傷をつけないよう丁寧に行うのが基本中の基本。
しっかりと泡を立てて、擦らないように、泡で優しくお肌を包むようにして、汚れを浮かび上がらせることを意識して洗顔を行ってください。
また、熱いお湯での洗顔には注意が必要です。
冬場はどうしても熱めのお湯を使いたくなるかもしれませんが、せっかく優しく洗顔をしてもお肌が乾燥しやすくなる可能性があります。
基本的には水かぬるま湯で洗顔を行いましょう。
洗い残しに注意をして、清潔でやわらかなタオルを軽くお肌に当てるようにして水分を取ってください。
洗顔後のお肌はすぐに乾燥してしまうため、なるべく早く保水・保湿を行うようにしましょう。
- 乾燥に気をつけて
- 成分も大切
- サンプルで確認を
- 擦らず泡で包み込む
- 水かぬるま湯で
お肌への刺激を避ける
2つ目の大切なことは、お肌に対する外部からのダメージを減らしてあげることです。
紫外線
お肌のダメージに繋がる代表例が紫外線です。
基本的に日光を浴びることは、ビタミンDを体内で生成するために必要で大切なことです。
しかし、紫外線を浴びすぎることでは赤くなったり(サンバーン)や、シミ・そばかすの原因になります。
また、紫外線は1年365日、晴れの日でも雨の日でも地上に注がれているため、気温に合わせた紫外線対策をすることが必要です。
紫外線対策としては、日焼け止めに加えて、帽子・サングラス・日傘・アームカバーなどを組み合わせ、長時間の紫外線からお肌を守ることが有効です。
炎症が原因の赤みが出ている方は、日焼け止めの使用や選び方について医師の指導を受けるのが安心です。
花粉
花粉が肌に触れることでかゆみや炎症が引き起こされ、赤みにつながることがあります。
花粉皮膚炎と呼ばれており、まぶたや頬など、顔周りの肌が柔らかいところに発症しやすい傾向があります。
花粉対策としては、サングラスやマスクなどで物理的に花粉が触れにくい状況を作るのが効果的です。
部屋の中で花粉が舞うのを抑えるため、玄関で洋服や髪から落とすといった一工夫も取り入れられます。
髪の毛
そして、顔が赤いと髪の毛で隠したくなってしまう気持ちもあるかもしれません。
しかし、常に髪の毛が接触していることもお肌に刺激を与えます。
家にいる時に髪を上げるなど、可能な範囲でお肌に髪の毛が触れないようにするのがおすすめです。
- 長時間の紫外線対策を
- 意外と気付かない花粉症
- お部屋のお掃除もこまめに
- 空気の乾燥にも注意を
- 髪の毛が触れないように
生活習慣の改善
3つ目の大切なことは、身体の内面をケアすることです。
喫煙や過度な飲酒、過度な香辛料なども血管の拡張に影響を与えたり、お肌のバランスを阻害する要因になりかねません。
- 食事はバランスが鍵
- 寝る子はお肌も綺麗
- リラックスタイムの導入を
- 汗をかくことはお肌にもいい
- 刺激物から距離を置いて
メイクで顔の赤みを緩和するには
顔の赤みを視覚的に抑えるなら、メイクがもっとも直接的な選択肢です。
メイクであれば赤みをうまく隠すことが出来ます。
ここでは、アイシークリニックさんの症状と色の組み合わせを参考にしてみてください。
色(コントロールカラー)赤みの症状
グリーン 赤みのあるりんごほっぺ
ブルー 少しくずんだ赤みがある
イエロー 肌の青みが強い 顔が全体的に赤い
(引用)タイプ別ベースメイク|アイシークリニック
メイクをする際も、洗顔の時と同様に優しく行うことがポイントです。
ピンクやパープルなどの赤と同系統の色はさらに赤みを強くしてしまうため注意しましょう。
炎症が出ている方は、お肌への相性を考慮しながらメイクを行ってください。
顔の赤みを根本的に治すならクリニックで治療を!
ここまで、お肌の赤みにつながる原因と見直すべき基本的な項目をお伝えしてきました。
しかし、お肌の基本的なケアを徹底しても顔の赤みが改善しない場合もあります。
そんな時は無理に自己解決しようとせず、早めに皮膚科やクリニックに相談するのがおすすめです。
治療の方法は、内服薬や漢方だけでなく、レーザーやライトを使用した治療法まで多岐に渡ります。
医師と相談しながら、あなたにぴったりの対策を見つけましょう。
3つの代表的な治療法について簡単に説明します。
フォト治療(ICON)
この治療法は保険適用外の自費診療で行われており、IPLという特殊なライトを照射する方法です。
気になる部位の色味に合わせて設定を調整するため、赤みだけでなくシミなどにも効果が期待出来る治療法です。
副作用やダウンタイムが少ないのが特徴で、フェイシャル治療が初めての方でも比較的挑戦しやすい部類です。
Vビーム
この治療法は赤色の色素に反応するため、顔の赤みの改善に効果が期待出来る方法です。
治療中の痛みは少なく、輪ゴムを弾かれた程度と表現されることがほとんど。
ダウンタイム期間中は腫れや赤み、内出血が生じる可能性がありますが、1週間前後で薄れていくのが一般的です。
また「単純性血管腫」「苺状血管腫」「毛細血管拡張症」が原因の場合であれば、保険が適用になる可能性があります。
少しでも金額を抑えたい方には医師と相談の上で検討することをおすすめします。
QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)
この治療法はフォト治療と同様に、保険適用外の自費診療で行われています。
顔の赤みやシミなどのお肌の色素が沈着している部位を除去する治療法です。
赤みの原因になりえるニキビの治療にも効果があるといわれており、美肌への効果も期待出来る治療法です。
治療回数などは、提供しているクリニックによって異なる部分もあるため、実際に施術を受ける場所でご相談していただくことをおすすめします。
今お伝えした3つの治療法以外にも、方法は多岐に渡ります。
医師と相談しながらあなたの一番納得の出来る治療が行えることを願っております。
マスクはお肌の大敵?!
2020年以降、マスクを付けることが日常的になっている中で、実はマスクの使用によって赤みや肌荒れに繋がっている方が増えてきています。
そんなマスクの肌荒れに対する原因と対策方法についてご紹介します。
マスクの肌荒れと原因
原因はマスクによる摩擦・蒸れ・乾燥です。
マスクの中というのは、吐く息によって湿度が高まり、さらに咳やくしゃみをすると雑菌が増えてしまい、ニキビ発生の原因に繋がります。
また、マスクの取り外しによって蒸発による乾燥と、マスクとの摩擦による刺激がより顔の赤み発生の原因となってしまうのです。
マスクの肌荒れと予防方法
そんなマスクによる肌荒れを予防・改善させるための対策は保湿性・通気性の高いマスクを使用することです。
保湿性はガーゼマスクのほうが優れており、通気性は不織布マスクのほうが優れております。
マスクを使用する目的や性能に合わせて使用するマスクを選ぶ必要があり、正直難しい部分ではあります。
ただ、どちらにも共通していえることは、マスクが臭ってきたり湿ってきたり、糸がほつれたりしている場合は、早めにマスクを取り替えることをおすすめします。
それらがマスクによる肌荒れを引き起こす原因となるからです。
不織布マスクであれば1日1回は取り替えることをおすすめします。
また、使用したくなくてもマスクを使用せざるを得ない時は、マスクとお肌が触れる部分にクリームなどを多めに付けることで摩擦軽減に繋がりますので、ぜひ試してみてください。
顔の赤み|まとめ
- スキンケア・お肌への刺激・生活習慣を見直す
- メイクで目立たなくさせる
- 美容皮膚科で医師に相談する
今回は、顔の赤みの原因から、日頃から自分で行える基本的なスキンケア方法をお伝えしてきました。
自分で対処しきれない時にはひとりで悩み続けるのではなく、ぜひ医師と相談することをおすすめします。
今回の記事を読んで、あなたが少しでも自分のお肌に自信を持てることで、より楽しくて充実した生活が送れるようになることを願っています。