生命保険のおすすめな選び方とは?おすすめの生命保険5社を紹介
生命保険に関して、上記のような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
具体的になぜ生命保険に加入するのか、どのようなケースに対してお金が必要になるのかを考えることで、自分に合った生命保険を選ぶことが出来ます。
そのため、生命保険を選ぶ際は加入する目的や種類、保障内容や保障額を把握しておくことが重要です。
この記事では、生命保険の選び方のコツや知っておくべきこと、おすすめの生命保険商品を紹介します。
生命保険の種類からライフスタイル別のおすすめ生命保険の選び方についても紹介していきますので、ぜひ検討にお役立てください。
生命保険のおすすめな選び方について要約
- 生命保険の選び方のコツは3つ
- 生命保険を選ぶ前に必要な保障額とどんな保障が必要か把握する
- 死亡時の保障や、病気・怪我などで収入がなくなった時の保障
- 独身世帯や子育て世帯などライフステージに合わせて保険選択が必要
- おすすめの生命保険TOP5を紹介
Contents
生命保険とは?
生命保険とは、加入者が怪我や病気・死亡した時のために備える保険です。
また、生命保険の保障対象は「人」ですが、「もの」を保障対象としている保険を損害保険と呼びます。
例えば、世帯主が死亡保険に加入していると、万が一加入者が亡くなった場合でも家族が保険金を受け取ることが出来ます。
遺された家族は、保険金を今後の生活資金や葬儀費用として使用することが出来るため、一時的にお金に関する心配をなくすことが出来るでしょう。
生命保険の選び方コツ3選
生命保険を選ぶ時のコツは以下の3つです。
生命保険の選び方コツ3選
- 生命保険に加入する目的を定める
- 加入する生命保険の種類を選ぶ
- 生命保険の内容や保障額を把握する
生命保険に加入する目的を定める
生命保険を選ぶ際は、加入する目的を定めましょう。
例えば、「なんのためにお金が必要なのか」や「自分のためにお金が必要なのか、家族のためにお金が必要なのか」などを考えることで、目的を定めることが出来ます。
独身の場合は、手厚い保障よりも怪我や病気などで働けない期間の生活費や入院や治療のための医療費など、身近な保証が必要になるケースが多いです。
しかし、既婚で家族がいる場合は、遺された家族が生活していくための生活費だけではなく、子供の教育費などの様々な費用を残す必要があります。
そのため、加入する目的を定めておけば、自分自身の状況に最適な生命保険を選ぶことが出来るでしょう。
加入する生命保険の種類を選ぶ
目的を定めた後は、生命保険の種類を選ぶ必要があります。
自身が死亡した時に困る方がいる場合は「死亡保険」の加入が必要であり、病気や怪我で仕事に行けないことを懸念する場合は「医療保険」の加入が必要です。
また、年齢により介護が必要な場合は「介護保険」の検討が必要でしょう。
生命保険の保障内容や保障額を把握する
目的や種類を定めた後は、保障内容や保障額を把握しましょう。
保障内容は、生命保険の保障期間などを指しており、契約する保険によって大きく異なります。
契約予定の生命保険の種類に合わせて、必要な保障額がいくらになるのか算出しておくことも重要です。
実際に必要になる費用額はイベントが発生してからでないとわかりませんが、公的データの平均値を用いることで平均的な費用額を確認出来ます。
また、日本には公的制度による保証が存在しているため、保証額算出時の参考にしましょう。
利用可能な公的保障の例
- 遺族年金
- 高額療養費制度・傷病手当金
- 児童手当
- 老後年金
保障額を算出する際は、それぞれのイベントに合わせて上記のような公的費用を利用出来る可能性があります。
そのため、活用出来る公的支援で不足しそうな費用額に合わせて、生命保険を選ぶのもひとつの手です。
生命保険の選ぶ前に知っておくべきこと
生命保険を選ぶ前に知っておくべきことは、以下のふたつです。
生命保険を選ぶ前に知っておくべきこと
- 必要な保障額
- どんな保障が必要なのか
必要保障額
生命保険を選ぶ前に、必要保障額について把握しておきましょう。
自分自身に必要な保障額は選択する保険の種類によって異なりますが、ここでは死亡保険をメインに紹介していきます。
レスポンシブ対応 | 平成18年 | 平成21年 | 平成24年 | 平成27年 | 平成30年 |
---|---|---|---|---|---|
全体 | 3,344 | 2,978 | 2,763 | 2,423 | 2,255 |
29歳以下 | 3,082 | 2,583 | 1,902 | 2,405 | 2,475 |
30〜34歳 | 3,186 | 3,082 | 3,126 | 3,093 | 2,883 |
35〜39歳 | 3,848 | 3,636 | 3,203 | 3,050 | 2,857 |
40〜44歳 | 4,238 | 4,130 | 3,760 | 3,277 | 3,032 |
45〜49歳 | 4,506 | 3,822 | 3,918 | 3,287 | 3,050 |
50〜54歳 | 4,405 | 3,932 | 3,789 | 3,388 | 3,183 |
55〜59歳 | 4,041 | 3,543 | 3,202 | 3,175 | 2,618 |
60〜64歳 | 3,021 | 2,684 | 2,545 | 2,362 | 2,493 |
65〜69歳 | 2,153 | 2,032 | 1,725 | 1,799 | 1,615 |
70〜74歳 | 2,066 | 1,881 | 1,661 | 1,288 | 1,367 |
75〜79歳 | 1,303 | 1,663 | 1,586 | 989 | 1,120 |
80〜84歳 | 2,734 | 1,522 | 1,214 | 1,411 | 2,059 |
85〜89歳 | 2,635 | 925 | 2,074 | 692 | 1,109 |
90歳以上 | 216 | 2,316 | 1,200 | 1,802 | 1,336 |
引用元:平成30年度生命保険に関する全国実態調査|調査活動|公益財団法人 生命保険文化センター
上記調査を確認してみると、死亡保険の保険金額は40代前半〜50代前半がボリュームゾーンとなっており、50〜54歳が最も保険金額が高くなっています。
また、ボリュームゾーンに近づくにつれて死亡保険金額が高くなっていますが、60歳以降は金額の減少が見られます。
理由としては60歳を超えてくると家族も高齢になっているケースが多く、生活にかかる費用も少ないからです。
しかし、30歳〜50歳前後までは子供が小さい可能性が高いため、必然的に生活費が高くなり、死亡保険金額も上昇しているといえるでしょう。
どんな保障が必要なのか
生命保険を選ぶ前には、どんな保証が必要なのかも把握しておきましょう。
例えば、20代前半の独身会社員でひとり暮らしをしていて貯金がない場合は、死亡保険や介護保険ではなく、医療保険に加入するケースが多いです。
独身で貯金がない方は、怪我や病気になってしまうと医療費を払えないリスクが存在するためです。
しかし、医療費が高額になる場合は、公的支援制度の高額療養費制度を活用すれば、医療費を一定金額以下まで抑えることが出来ます。
加入している健康保険にも、医療費を抑える内容が組み込まれている場合がありますので、合わせて確認しましょう。
また、医療保険に加入していた期間に大きな怪我や病気にかからず、結婚・出産を迎えた際は、既存の生命保険を見直すことをおすすめします。
医療費が払えないリスクよりも、万が一世帯主が死亡した場合に生活費が払えなくなるリスクのほうが大きい可能性が高いです。
そのため、自分や家族構成に合わせて最適な保険を選択しましょう。
生命保険の種類
生命保険は大きく分けて以下4つ種類が存在します。
生命保険の種類
- 死亡保険
- 生存保険
- 医療保険
- 介護保険
死亡保険
死亡保険とは、死亡に備えるための保険です。
被保険者が死亡した時に保険金が支払われます。
死亡保険は、以下の4つに分類されます。
死亡保険の種類
- 定期保険
- 終身保険
- 養老保険
- 収入保障保険
定期保険
定期保険とは、設けられた一定の期間内に被保険者が死亡した場合に保障される保険です。
期間は3年・5年・10年など保険会社によって異なり、保障期間が終了した後は、更新するだけではなく他の保険に切り替えることも出来ます。
そのため、比較的保険料が安価な場合が多く、死亡保険の中で一番オーソドックスな保険といえるでしょう。
終身保険
終身保険とは、解約しない限り一生涯、保障期間が継続する保険です。
一定期間契約した後に解約することで、これまでに払い込んだ保険金の一部が返還される可能性があります。
養老保険
養老保険とは、定期保険と同じく設けられた一定期間内に被保険者が死亡した場合に保障される保険ですが、契約満期時に満期保険金が出ます。
しかし、満期保険金が出る分、毎月の保険料が高い傾向にあります。
収入保障保険
収入保障保険とは、死亡時に保険金が一気に支払われるのではなく、一定期間もしくは毎月保険金が給付される保険です。
金額の大きい保険金が支払われるよりも、少しずつ保険金を受け取りたいと考えている方にはおすすめの保険といえるでしょう。
生存保険
生存保険とは、貯蓄性が高く必要な資金に対する保険です。
生存保険は、以下のふたつに分類されます。
生存保険の種類
- 個人年金保険
- 学資保険
個人年金保険
個人年金保険とは、公的年金だけでは生活費や老後資金に不安がある方を対象とした保険です。
年金の受け取り方は確定年金や終身年金など、種類が存在しています。
学資保険
学資保険とは、子供進学費用などの教育資金に備えた保険です。
小学校・中学校・高校に進学するタイミングで保険金を受け取ることが出来るタイプや、高校卒業時に一括で支払われるタイプが存在します。
医療保険
医療保険とは、怪我や病気に備える保険の総称です。
医療保険は、以下の3つに分類されます。
医療保険の種類
- 医療保険
- がん保険
- 就業不能保険
医療保険
医療保険とは、怪我や病気によって通院・入院・手術が必要になった場合に保険金が支払われる保険です。
医療保険は全ての怪我や病気を対象としていますが、特定の病気や疾患を対象としている特定疾病保障保険なども存在します。
がん保険
がん保険とは、がんに罹患した際にに保障される保険です。
基本的には、がんを理由とした入院や手術によって保険金の受け取りが可能となっており、がんと診断された時点で保険金が支払われるタイプも存在しています。
就業不能保険
就業不能保険とは、怪我や病気で働けなくなった際に保障される保険です。
保険会社によって就業不能認定は異なりますが、14日間や30日間就業不能な場合に保険金を受け取ることが出来ます。
介護保険
介護保険とは、介護が必要になった時に備える保険です。
自身が要介護状態になった場合に保険金が支払われます。
また、公的保険の中にも介護保険は存在していますので、混同しないように注意しましょう。
ライスタイル別のおすすめな生命保険の選び方
生命保険の加入は、自身のライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
続いては、以下3つのライフスタイル別に生命保険の選び方を紹介していきます。
ライフスタイル別の生命保険の選び方
- 独身世帯
- 既婚世帯
- 子育て世帯
独身世帯
独身世帯で生命保険を選ぶ際は、自分の生活が困らなくなることを中心として考えましょう。
自分が死亡しても生活に困る家族は存在しないため、死亡保険に加入するのではなく医療保険への加入を検討しましょう。
また、20代〜30代の間は定期タイプの医療保険に加入しておけば、医療費によって生活が出来なくなるケースを防ぐことが出来ます。
しかし、中高年になった場合は、特定疾患に対する医療保険や老後のことを考えた介護保険への加入を検討する必要があるでしょう。
既婚世帯
既婚世帯で生命保険を選ぶ際は、死亡保険を最優先で加入するようにしましょう。
世帯主が死亡すると遺された家族の生活が成り立たなくなってしまう可能性が高いため、医療保険や介護保険よりも優先度が高いです。
また、被保険者が死亡した場合に、どの程度費用が必要になるかを算出した上で、死亡保険に加入するようにしましょう。
ただし、世帯主が病気にかかり働けなくなるリスクも存在するため、掛け捨ての医療保険への加入も同時に検討が必要です。
子育て世帯
子育て世帯は既婚世帯同様に、死亡保険に優先して加入が必要です。
万が一子供を残して世帯主が死亡した場合、以前までの生活が出来なくなってしまう可能性があります。
また、経済的に余裕がある場合は、教育費として学資保険などの生存保険へ加入しておくことで、生活費とは別に学費を貯蓄しておくことが可能です。
ただし、収入に余裕のない場合は、怪我や病気などのリスクに備えて掛け捨ての医療保険への加入を検討しましょう。
おすすめの生命保険TOP5
続いては、おすすめの生命保険5商品を表にまとめました。
保険商品名 | 加入対象年齢 | 保険金額 | 設定可能な保険期間 | 支払い方法 |
---|---|---|---|---|
定期保険プレミアムDX | 20歳〜69歳 | 200万円〜1億円 | 10年満了、55歳満了、60歳満了、 65歳満了、70歳満了、 90歳満了 | 月払、年払 |
無配当外貨建終身保険 | 0歳〜80歳 | 200万円〜7億円 | 終身払 | 月払、半年払、年払 |
メディフィット定期 | 20歳〜70歳 | 300万円〜3000万円 | 10年満了、60歳満了、 65歳満了、80歳満了 | 月払 |
終身RISE | 15歳〜75歳 | 200万円〜5000万円 | 10年払済、15年払済、20年払済、55歳払済、60歳払済、 65歳払済、70歳払済、 75歳払済、80歳払済、終身払 | 月払、半年払、年払 |
スーパー割引定期保険 | 20歳〜65歳 | 500万円〜5000万円 | 10年満了、20年満了、60歳満了、 65歳満了 | 月払、半年払、年払 |
定期保険プレミアムDX
「定期保険プレミアムDX」は、チューリッヒ生命が提供しているリスク細分化型の保険商品です。
加入対象は20歳〜69歳までの方が対象となり、90歳満了まで保障期間の延長が可能です。
また、30歳男性の方であれば、割引が適用されて最低保険料が月額970円とお手頃な価格設定となっているため、比較的費用を抑えて、生命保険に加入出来るでしょう。
しかし、喫煙履歴や血糖値の数値などの健康状態によっては、割引が適用されず費用が上がってしまため注意が必要です。
無配当外貨建終身保険
「無配当外貨建終身保険」は、マニュライフ生命が提供している終身保険です。
0~80歳が加入対象となり、外貨を活用することで、一生涯の保障と同時に資産形成も行うことが出来ます。
また、積立利率は年1.5%を最低保証しているため、金融機関に資産を預けるよりも高い金利で資産運用が可能です。
メディフィット定期
「メディフィット定期」は、メディケア生命保険が提供している掛け捨て型の定期保険です。
20〜70歳が加入対象で比較的安価な費用設定となっているため、毎月の保険料支払いに心配がある方におすすめです。
また、保険商品によっては、不慮の事故の場合のみ保険金額を割り増しするものもありますが、メディフィット定期は病気・事故・災害で死亡した場合でも、全て同額の保険金額を受け取ることが可能です。
終身保険RISE
「終身保険RISE」は、オリックス生命が提供している終身保険です。
15~75歳が加入対象となり、契約中は保険料が上がることはなく、死亡保障が一生涯続きます。
また、保険料払込期間や200万円〜5,000万円の間であれば、100万円単位で保険金額を設定出来ます。
そのため、保険金額や期間を自身のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。
スーパー割引定期保険
「スーパー割引定期保険」は、メットライフ生命が提供している定期保険です。
20〜65歳が加入対象となり、自身が健康であればあるほど保険料の割引が適用され、最大54%保険料を割引出来ます。
また、保険金額100万円刻みで設定が出来、保険期間も更新タイプと満了タイプのふたつから選択可能です。
生命保険のおすすめの選び方とは?まとめ
生命保険のおすすめな選び方まとめ
- 生命保険の選び方のコツは3つ
- 生命保険を選ぶ前に必要な保障額とどんな保障が必要か把握する
- 死亡時の保障や、病気・怪我などで収入がなくなった時の保障
- 独身世帯や子育て世帯などライフステージに合わせて保険選択が必要
- おすすめの生命保険TOP5を紹介
生命保険を選ぶ際は、遺された家族が安心出来るように保障内容と保障額を算出する必要があります。
また、ライフステージの変化に合わせて、最適な生命保険は異なりますので、定期的な見直しも重要です。
生命保険の選び方に不安を抱えている方は、ぜひ本記事を参考に自分に合った生命保険を探してみてはいかがでしょうか。