玉川温泉で有名になった北投石(ほくとうせき)の元祖ー本物の「北投石(ぺいとうせき)」の力
湯治客が後を絶たない玉川温泉
秋田県の玉川温泉には全国から多くの湯治客が訪れます。
がんや糖尿病などの難病に苦しむ方が、ここで湯治を行った結果、劇的に回復したという例が数多く報告されています。
多くの奇跡を生んだ玉川温泉の薬効は、岩盤浴で15~20ミリシーベルト/年といわれる被爆量のラジウム温泉から生まれます。
この微量の放射線によるホルミシス効果が全身の細胞を活性化することで、様々な病気や症状を改善すると考えられています。
北投石(ほくとうせき)の元祖は台湾の北投温泉
玉川温泉で産出される北投石(ほくとうせき)は、温泉の沈殿物が固まって出来たもので、放射性のラジウム226を大量に含んでいます。
この北投石の名前の由来は、台湾の北投温泉で見つかった同様の性質を持つ北投石(ぺいとうせき)です。
19世紀から湯治場として知られていた北投温泉の湯の花が、時間をかけて石灰化したものは、現地でも珍重され、1933年には台湾総督府によって天然記念物に指定されています。
玉川温泉で産出されたものも、後に同様の性質を持つことがわかり、北投石(ほくとうせき)と呼ばれるようになりました。
患者には厳しい玉川温泉での岩盤浴
玉川温泉を湯治で訪れる方は、後を絶ちませんが、交通面では不便な場所にあります。
秋田市内からクルマで数時間、冬季には雪でアクセスが困難になります。
また、現地の宿泊施設の収容人数には限りがあります。
そして、岩盤浴の場合、雪が降ったり、風が吹いたりする野外での入浴になります。
健康面に問題を抱えた方にとっては、かなり厳しい条件だといわざるを得ません。
自宅のお風呂がラジウム温泉に
自宅のお風呂で玉川温泉のようなラジウム温浴を体験する方法があります。
台湾産の本物のラジウム226を豊富に含む北投石を、丸ごと浴槽に入れて温めればよいのです。
お風呂に浸かれば自宅が天然温泉に。
ラジウム鉱石は加熱されることでラドンガスを発生するので、これをミストとして吸入すれば、体内からも放射線のホルミシス効果が期待出来ます。
但し、本物の北投石は天然記念物のため、新たに採掘することが出来ず大変希少です。
製品としての加工も非常に難しいので、簡単に手に入らないことが難点です。
北投石を粉末状にしてセラミックに練り込んだものなどが、安価で出回っていますが、代替品としてそれらを使用することが殆どです。
本物の北投石を手に出来る機会があれば、是非、自宅でのラジウム温浴を試してみてください。「身体が芯から温まる」という実感を得られるはずです。
Wellness Innovation株式会社
大口貴弘監修 北投石プレート
https://peitoseki.com/