【2021年最新】おすすめがん保険の評判・口コミを徹底解説【保障内容で比較】
「がん保険といってもたくさんあるなぁ」
「評判のよいがん保険とはどんなものがあるの」
ここではたくさんあるがん保険商品の中から、保障内容を比較し、各保険内容にどのような特徴があるのかを解説していきます。
また、がんの治療法や治療にかかる費用なども紹介するのでがん保険を検討している方はぜひ参考にしてください。
評判のよいがん保険には以下のような特徴があります。
評判のよいがん保険の特徴
- 長期療養(抗がん剤治療)に備えられ、自由診療にも対応
- 治療費・治療関連費に幅広く保障
- 治療法や入院・通院に関わらず、治療給付金が受け取れる
- 診断給付金が主契約で保障金額も幅広い
それぞれのがん保険の保障内容をを詳しく見ていきましょう。
評判のよいがん保険とは?
まず、がん保険の保障内容には主に以下のようなものがあります。
保障内容の種類
- 診断給付金
- 入院給付金
- 通院給付金
- 手術給付金
- 放射線治療給付金
- 抗がん剤・ホルモン剤治療給付金
- 先進医療特約
名称は保険会社によって多少違うものの、内容はほとんど変わりません。
今回はがんに特化した終身型の各保険商品にどのような特徴があるのか比較してみました。
評判のよいがん保険にはどのような特徴があるのでしょうか?
チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアムZ
抗がん剤治療を主契約として、このほかに特約を付けるというものです。
抗がん剤治療を限定しており、治療が始まれば毎月決まった給付金が受け取れるのが特徴です。
主な保障内容な以下の通りです。
契約年齢 | 6~80歳 |
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基本保障 | 保険診療:抗がん剤治療給付金
自由診療:自由診療抗がん剤治療給付金 |
特約 | がん治療特約:ホルモン剤治療給付金など
先進医療 払込免除 診断給付金 通院給付金 がん手術特約:がん放射線治療給付金など 入院給付金 がん診断後ストレス性疾病給付金 |
Point
- 抗がん剤治療をメインに
- 保険・自由診療両方に対応
アフラック 生きるためのがん保険Days1 ALL-in
主な保障内容な以下の通りです。
契約年齢 | 0~85歳 |
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治療費に備える |
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治療関連費に備える |
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治療が始まれば、手術・抗がん剤治療・放射線治療・ホルモン剤治療・緩和療養など、治療法問わず保障されます。
「治療費に備える」「治療関連費に備える」というように治療費だけではなく治療に付随するものまで広く保障されるているのが特徴です。
Point
- 保障内容が広く治療費以外にも対応
FWD富士生命 FWDがんベスト・ゴールド
主な保障内容な以下の通りです。
契約年齢 | 0~80歳 |
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基本保障(主契約) |
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上乗せ保障(特約) |
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診断給付金を主契約に最高で300万円まで選択出来ます。診断給付金単独での契約が出来、このほかに特約として治療給付金などを付けることも出来ます。
Point
- 診断給付金がメイン
ライフネット生命 ダブルエール
主な保障内容な以下の通りです。
契約年齢 | 20~70歳 |
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シンプル | がん診断一時金(上皮内新生物診断一時金) |
ベーシック |
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プレミアム |
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3タイプに共通して、がん診断一時金をベースに最高300万円まで選択することが出来ます。
「ベーシック」、「プレミアム」はがん診断一時金に加えて、治療が始まれば手術・放射線治療・抗がん剤治療どれでも、入院・通院関わらず保障される「治療サポート給付金」がもらえます。
「プレミアム」はこのほかに治療の有無に関係なく、がんと診断された翌年から「がん収入サポート給付金」を受け取ることが出来ます。
Point
- 診断一時金を軸に3タイプから選択可能
- 「ベーシック」・「プレミアム」は治療給付金や収入サポート給付金がある
楽天生命 スーパーがん保険
主な保障内容な以下の通りです。
契約年齢 | 20~75歳 |
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基本プラン |
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安心プラン |
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【基本プラン】ではがんと診断され、治療が始まれば治療法や入院・通院に関わらず、給付金を受け取ることが出来ます。
このほかに【安心プラン】としてがん診断給付金を上乗せしたり、入院した際に日額いくらと保障を選択することが出来ます。
Point
- 診断と治療給付金がメイン
評判の悪いがん保険はどんな特徴がある?
実際にがんにかかってしまった本人や家族の声では以下のようなものがありました。
実際の声
- 温熱療法や免疫療法などの治療を受けていたが給付対象外だった
- 緩和ケアでの治療にはサポートされない
- 長い闘病生活が続いた場合経済面での支援が弱い
がんのステージと治療法
がんの広がり具合や進行度を図る指標としてステージ(病期)があり、ステージと症状などから治療法が決まっていきます。
がんのステージの特徴と治療法はどのようなものがあるのでしょうか。
がんのステージ
がんのステージの分類には「TNM分類」で判定されステージ0~4期までの5つに分類されます。
【TNM分類】
- T因子:どのくらいの大きさになっているか
- N因子:周辺のリンパ節に転移しているか
- M因子:別の臓器への転移はあるか
【各ステージ期】
- ステージ0期:がんが上皮内(粘膜内)にとどまっていて、リンパ節への転移がない。
- ステージ1期:筋肉層にとどまっている状態。リンパ節への転移はない。
- ステージ2期:筋肉層まで少し広がっている状態。リンパ節にも若干転移している。
- ステージ3期:リンパ節に転移している状態。
- ステージ4期:がんが進行していて、ほかの臓器へ転移している状態。
がんの治療法
がんの治療法はステージや症状に合わせて単独での治療も行われますが、組み合わせても行われます。
がんの治療法は様々ですが、標準治療の三大療法と呼ばれているがんの治療法を見ていきます。
手術(外科治療)
早期に発見されたがんを取り除きます。リンパ管やリンパ節、またほかの臓器への転移も考えられるため大きめに切除していきます。
薬物療法
様々な種類がありホルモン療法や抗がん剤治療などがあります。入院または通院での治療になります。
放射線治療
がん細胞に放射線を当てることによって、がん細胞のDNAに損傷を与え、がん細胞を死滅させます。手術と違い、幹部を切り除いたりせずに治療が出来るのが特徴です。
がんになった時の費用はどれくらい?
がんのステージや症状によっても治療法が違うことがわかりました。
もし、がんに罹患してしまった場合の治療費はどれくらいになるのか見ていきましょう。
保険適用の治療費
がん治療のほとんどが保険適用の治療です。
公的医療保険制度を利用した場合、例えば1箇月間の総医療費が100万円であれば3割負担(70歳までの方)なので、30万円の支払いとなります。
しかし、高額療養費制度を利用すると標準報酬月額にもよりますが、約9万円になり残りは返金されます。
先進医療
先進医療の場合は公的医療保険制度は対象外ですので、全額自己負担になります。
先進医療の定義として、厚生労働省が定める医療行為が保険適用にすべきかどうか検討中のものを指します。
有効性や安全性が確認出来れば公的医療保険の適用となります。
自由診療
自由診療は厚生労働省が承認していない薬の使用や治療を指します。
海外では効果が確認されていても、日本で保険診療として認可されていないものは自由診療となり費用も全額自己負担となります。
がん保険の選び方
がん保険の各保険会社の保険内容について特徴を解説してきました。
がんの治療法によって、また保険適用のもの、適用外のものとでは費用も大きく変わってきます。
がん保険でどこまで賄うのか?
治療費だけなのか、治療費以外のすべてなのか、それとも長期療養になった場合に備えて生活費としての保障も必要なのか。
個人のライフスタイルによって異なります。
ライフスタイルに合わせて、自分に必要な保障内容を、定期的に見直す必要があるといえます。
では、がん保険を選ぶ際にどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?
保険を考える上でのおさえておくべきポイントを見ていきたいと思います。
入院から通院へシフト
公的医療保険制度を利用すれば、がんで入院した場合にかかる1箇月あたりの医療費を約9万円に抑えることが出来ます。
しかし、これは保険適用の医療費限定のことで、自由診療は該当しません。
また、入院にかかる医療費以外のものにも適用されません。
医療費以外では、例えばどのようなものがあるのか以下にまとめました。
治療費以外に発生する費用
- 入院中の食事代
- 入院時必要な日用品、寝衣代
- 個室を利用した場合の差額ベッド代
治療費にかかるものと治療関連費とを分けて考えていきます。
治療費を保険で賄いたい場合
治療が開始すれば適用される「治療給付金」がよいといえるでしょう。
ここで注意したいのが、どの治療法が該当しているのかという点です。
保険診療内で行われる三大治療と呼ばれている治療だけなのか、緩和治療や自由診療なども含まれるのか見ていきましょう。
保険会社によっては、治療給付金とは別に特約として付けるものもあります。
先進医療にも対応したものであれば、「先進医療特約」として付けることも出来ます。
治療費以外を保険で賄いたい場合
入院給付金であれば日額を選べるようになっていますので、こちらを検討してみるのもよいでしょう。
厚生労働省によれば、近年のがんの治療は入院治療が短くなっている傾向にあり、通院での治療にシフトしてきています。
通院治療であれば、治療費のほかに通院のための交通費などがかかってきます。
このような場合は「通院給付金」で賄うことを考えるとよいといえます。
入院給付金・通院給付金ともに保険会社によっても回数無制限のものから年間の回数を設定しているものありますので、加入の際はよく確認する必要があります。
長期療養に備えて
がん治療が長期に及ぶことがあります。
がんの治療によって休職したり、転職を考えたりする方もいるでしょう。また退職して療養に専念する方もいらっしゃるかと思います。
会社員の方であれば、「傷病手当金」があり、治療のために休職した場合約1年6箇月間、月給の約6割が保証されます。
自営業の方のように国民健康保険に加入している方は、「傷病手当金」はありません。
長期での療養生活が続けば、治療費や治療関連費のほか生活費の心配もでてきます。
そのような場合には治療の内容に関わらず、毎月いくらと決まった金額が給付される「治療給付金」や「収入サポート給付金」、一度にまとまった金額が給付される「診断給付金」を検討するのがよいといえます。
診断給付金
「診断給付金」はがんと診断されれば、給付されるものです。
一度にまとまった金額が、治療が始まる前に給付されるので貯金の補填に出来るので安心出来ます。
また、治療費・治療関連費・生活費関わらず、どの費用にも充てることが出来ます。
主契約であれば単独での加入も出来ますので、保障内容もシンプルで保険料も安く抑えたい方にもよいといえるでしょう。
時代とともに、医療技術が進歩し治療法も変わり、各保険会社の保障内容も変化していきます。
そのため定期的な見直し、その都度最適な保険プランを検討するのがよいといえますが、「診断給付金」は治療法に左右されないため見直しが必要ないので、その点はメリットだといえます。
また「終身型」であれば、加入時の保険料が割高でも長期で考えた場合トータルの保険料が安くなるのが特徴です。
ただし、各保険会社によって条件が異なります。
がんと診断された場合でも上皮内新生物(がんステージの初期の段階)であれば該当しないまたは半額になるケースもあります。
また初回だけの場合や複数回の場合など保険会社によって異なるので注意が必要です。
がん保険の評判|まとめ
評判のよいがん保険のまとめ
- 長期療養(抗がん剤治療)に備えられ、自由診療にも対応
- 治療費・治療関連費に幅広く保障
- 治療法や入院・通院に関わらず、治療給付金が受け取れる
- 診断給付金が主契約で保障金額も幅広い
がん保険の選び方について解説してきました。
保障内容の手厚さや保険料の安さも重要ですが、やはり実際がんになった方のリアルな声を聞くと、どこまで保障されるのか? ということが大切になってきます。
各保険会社の特徴を踏まえ、どういう場合に保険でカバーしたいのか。
今回の記事でがん保険に限らず、保険プランをじっくり検討してみてるきっかけになれば幸いです。