オフィスホワイトニングとホームホワイトニング【比較】どっちがいいの?
歯の汚れ、黄ばみで悩んでいませんか?
あなたは歯を出して笑えていますか?
そんな悩みを解決する手段の一つが、歯のホワイトニングです。
歯のホワイトニングとは、歯のエナメル質に沈着した汚れを分解して、白くする方法を言います。
ホワイトニングには、歯医者さんで行うオフィスホワイトニングと、自宅でできるホームホワイトニングがあります。
この記事ではオフィスホワイトニングと、ホームホワイトニングの違いを比較し、あなたにあったホワイトニンング方法を提案できるでしょう。
Contents
ホワイトニングとクリーニングの違いとは?
そもそも、ホワイトニングとクリーニングはどう違うのでしょうか?
ホワイトニングは先に述べた通り、沈着した汚れを分解して白くすることです。
クリーニングとは、プラークや歯石、着色を取り除き、言葉通り歯のお掃除をすることです。
クリーニングは口腔環境を整えることが目的です。
通常の汚れは歯磨きで十分落ちますが、歯磨きがちゃんとできていなかったり、磨き残しなどが積み重なり、唾液と結合して石灰化します。それが歯石です。
歯石になるとブラッシングでは落とすことが不可能です。
そのため、歯医者さんで医師や歯科衛生士によるクリーニングをする必要があります。
クリーニングの内容は歯医者さんによって異なります。
一般的には、磨き残しをチェックし、清掃と研磨をします。
最後にフッ素などを塗布して歯の表面を強化します。
これがクリーニングです。
歯の汚れや歯石をキレイにしたいのであれば、クリーニングで十分です。ホワイトニングは不要でしょう。
ホワイトニングは、見た目を白くすることを目的としています。
汚れを落とすだけでなく、見た目を白く美しくしたいならホワイトニング、という選び方ができるでしょう。
クリーニングは歯周病ケアの一環として行う場合は保険適応されます。
レントゲン等の検査を含めて自己負担額は3000円前後です。
自費の場合は5000〜15000円と施術内容によって差があります。
歯医者さんによって料金が違うため、事前に確認すると良いでしょう。
オフィスホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとは、文字通りオフィス(歯医者さん)で行うホワイトニングです。
歯医者さんでしか扱えない、高濃度の過酸化水素を使用します。
費用は1回あたり15000円〜50000円です。
ホワイトニング専門のクリニックであると少し安い料金設定であることが多いです。
オフィスホワイトニングのメリット
①即効性があり、すぐに白さを実感できる
オフィスホワイトニングのメリットは、なんと言っても即効性です。
施術後すぐに白さを実感することができるでしょう。
歯の白さを示すシェードガイドというものを基準にします。
個人差がありますが、一般的的には1回の施術で2〜6段階アップすることが可能です。
②歯医者さんによる安全でムラのない施術
オフィスホワイトニングは、歯科医師によって行われるため、安心・安全です。
一方、自宅でできるホームホワイトニングには、歯科医師の指導のもとで行うものや、ネット通販などで購入して自分で行うものがあります。
また、最近ではエステサロンなど歯科医師の居ないところで行うセルフホワイトニングもあります。
歯科医師が関与していないホワイトニングでは、稀にですが健康被害が出ることもあります。
オフィスホワイトニングでは、歯科医師が行うため安心して施術を受けられるでしょう。
また、1時間ほどの短時間でムラなくホワイトニングが可能です。
③事前に歯の状態を診察、必要時にはクリーニングや治療が可能
オフィスホワイトニングをする前の前提として、歯の状態が健康であることが必要です。
プラークなどの汚れが多い場合は、先にクリーニングを行います。
また、虫歯等の治療が必要な箇所があれば、ホワイトニング以前に治療を行います。
そのため、歯を白くするだけでなく、お口の中の健康を保つことが可能です。
オフィスホワイトニングのデメリット
①痛みや知覚過敏が生じることがある
高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏などの痛みが生じる場合があります。
しかし、ほとんどの場合は一過性で問題ない痛みです。
万が一痛みが強い場合も、歯科医師にすぐ相談することが可能でしょう。
②後戻りが早い
オフィスホワイトニングの効果は約半年〜1年です。
早い人では3ヶ月ほどで元に戻ってしまうこともあります。
白さを維持するためには、定期的にオフィスホワイトニングに通うか、ホームホワイトニングと併用する必要があります。
ホームホワイトニングとは?
ホームホワイトニングとは、自宅でできるホワイトニングです。
歯科医師の指導のもとに行うホワイトニングや、通販などで自分で購入して自分で行う方法があります。
薬剤は主に低濃度の過酸化尿素を使用しています。
費用は15000円〜30000円程度です。
ホームホワイトニングのメリット
①自然な白い歯になる
ホームホワイトニングでは、自然な白い歯にすることが可能です。
薬剤を塗布したマウスピースを自分で毎日2時間ほど装着します。
オフィスホワイトニングと異なり、毎日自分で手入れをする必要があります。
手間はかかりますが、日々ごとに薬剤を浸透させていくため、自然な白さに仕上がります。
②薬剤の刺激や痛みが少ない
オフィスホワイトニングに比べて濃度の低い薬剤であり、知覚過敏などの痛みが少なく済みます。
とはいえ、痛みが無い訳ではありません。
万が一、自分で通販などで購入した製品で強い痛みが出た場合には、必ず歯医者さんを受診してください。
③後戻りしにくい
ホームホワイトニングは2週間〜2ヶ月程度、毎日継続することで、長期的な効果が期待できます。
自分がどの程度の白さにしたいかによって期間は異なります。
ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングに比べて後戻りのペースが緩やかです。
約1年ほどかけて、ゆっくりと後戻りしていきます。
ホームホワイトニングのデメリット
①時間と手間がかかる
ホームホワイトニングでは効果が出るまで個人差があり、2週間〜2ヶ月程度かかります。
毎日2時間〜就寝中7時間、薬剤を塗布したマウスピースをつけていなければなりません。
また、継続できないと効果が十分に得られません。
ホワイトニングを行っていても、タバコやコーヒーや紅茶、カレーなどの着色料などを摂取することで、歯の黄ばみを増加させてしまう可能性があります。
必要に応じて食事制限も必要になるでしょう。
②歯のクリーニングなど口腔内の健康チェックがされない
ホームホワイトニングでは歯を白くすることは可能ですが、それのみでは口腔内の健康を保つことは難しいです。
先に述べたように、オフィスホワイトニングでは事前に口腔内のチェクがされます。
そのため口腔内の健康を保つことが可能でしょう。
しかし、自分で通販などから購入した場合には、歯科医師によるチェックがされないため、口腔内のクリーニングや虫歯の治療などがされないまま、ホワイトニングをすることになります。
デュアルホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを兼ねあわせたものを、デュアルホワイトニングと言います。
それぞれのメリットを高め、デメリットを補うことができ、より効果的なホワイトニングが可能です。
オフィスホワイトニングで白さをすぐに実感でき、ホームホワイトニングで効果を持続させます。
そのため後戻りしにくく、白さをアップすることが可能です。
費用は30000円〜60000円と高額になりますが、ホワイトニングの効果をより高めたい人に適しているでしょう。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのまとめ
- オフィスホワイトニングは、短時間ですぐに白さを実感できるが、後戻りしやすい
→ 痛みが生じる場合があるが、歯医者さんで行うため安心できる - ホームホワイトニングは、自然な白さにすることが可能
→ 自分で毎日継続する必要があり、手間がかかるが、後戻りしにくい - デュアルホワイトニングでは、それぞれのメリットを高め、デメリットを補われる
→ よりホワイトニングの効果を高めたい人に適している
ホームホワイトニングをする場合でも、歯を健康に保つために一度歯医者さんでクリーニングをすると良いでしょう。
その上で、歯医者さんとホワイトニングの相談をしてみてはいかがでしょうか?
あなたに合ったホワイトニング方法で、ぜひ美しい歯を手に入れて下さいね。