【転職は冬から春がおすすめ!】看護師の転職におすすめな時期を解説
病院での人手不足が深刻になっている昨今、病院救済のために
「自分のキャリアアップにつながる転職がしたい」
「もっと自分の資格や専門性をいかせる病院で働きたい」
と思っていても、どこから始めていいか困っている方もいるのではないでしょうか。
時期により、病院側の求人数や求める人材が異なるため、看護師の転職活動は開始のタイミングがとても重要です。
そこで今回は、看護師が転職を考えた際に成功しやすいおすすめの時期・転職先の選び方・よくある疑問や転職活動の流れなどをまとめてご紹介します。
この記事があなたが看護師として活躍出来る病院探しの一助となり、ひいては病院の人手不足も解消することが出来れば幸いです。
ぜひ参考にしてみてください。
看護師の転職におすすめ時期の概要
- 看護師転職には求人が増える冬から春がおすすめ
- 大手の病院とクリニック・パート勤務でおすすめの転職時期が違う
- 看護師転職の面接の時期はいつ?
- 看護師転職エージェントを活用しよう
- 気になる在職中の看護師転職の流れを紹介
看護師の方におすすめの転職エージェントについてはこの記事で詳しく解説しています。
選び方や活用方法など紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
Contents
看護師が転職活動を始めるおすすめの時期はある?
看護師の方が転職を考える時期は、大きく3つに分かれます。
時期によって求人や転職後の教育方法などが異なるので、看護師転職では時期を見極めることが大切です。
思い立った時に衝動的に転職に突き進むのではなく、一度冷静に考えて落ち着いてから転職活動に臨むことをおすすめします。
- 6・7月
- 1月
転職の経験・目的別の転職時期
医療・看護の現場では人手不足が深刻になってきているので、看護師の仕事は常に求人があるといわれています。
現在の職場で自分のキャリアに限界を感じた時は、キャリアアップの転職を考えるのによい時期かもしれません。
今後「このような専門分野に進んでいきたい」「特化するスキルを学びたい」など、転職を考える上では「こうなりたい」というイメージを明確にしておく必要があります。
現在の職場で自分の理想とするキャリアに限界を感じたが、新しい職場ではキャリアアップしたいという前向きな姿勢は、次の病院側からも好意的に受け止められます。
6・7月
ボーナス支給時期である6・7月は、離職者が増える傾向にあります。
そのため、人員補充の看護師求人が多くなってくる時期なので転職におすすめです。
4月に入職した新人看護師の研修や業務も落ち着いてきて、転職活動も始めやすいタイミングといえます。
1月
1月は冬のボーナス後や年末での離職者も増えるタイミングなので、看護師転職では求人が増えるのです。
4月入職に向けての求人が増えてくる一方で、求職者の動きは活発ではないので競争率が低い傾向にあります。
2・3月になると求職者の活動も活発になってくるので、早めに情報を得て有利に転職を進めましょう。
看護師転職の時期は冬から春がおすすめな理由
看護師の転職時期が、冬から春がおすすめな理由としては転職先の選択肢が増える傾向にあるからです。
病院側も人員不足を補うために、積極的に看護師の採用活動をおこなっています。
そのため多くの選択肢の中から比較・検討出来るので、自分の理想とする看護師としてのキャリアアップや優先する条件の提示がしやすくなります。
看護師何年目であっても、転職後の初めての職場では緊張してしまったり勝手が違うので戸惑うことも多いと思います。
4月からの入職であれば新卒者と一緒に入職するため、疑問や不安も相談しやすい環境がありますす。
転職のタイミングは?
看護師転職ではどのような職場を希望するかによっても転職のタイミングは異なります。
大手の病院・総合病院なのか、個人で開業しているクリニックかによっても違うので、今回はこの2つをご紹介します。
大手の大学・総合病院の場合
大手の大学・総合病院の場合は、入職を希望するタイミングで転職活動をする時期が違います。
ここでは4月入職の場合と、それ以外の年度途中の入職の場合に分けて説明します。
4月から入職したい場合は前年の4〜7月がおすすめ
規模の大きい病院の場合は、4月に新卒・転職組とまとまった人数を採用することが多いので4月の入職がおすすめです。
その場合は入職を希望する前年度の4〜5月頃から転職活動を始め、情報などを集めておきましょう。
6月頃からは、求人の数が増加するので必要な書類の作成や、選考・面接と進んでいきましょう。
夏が採用のピークとなることが多く、7〜9月には内定が出るケースがあります。
新卒者も9月には内定が出揃うので、それまでに内定を取っておくと安心です。
内定をもらってから退職の意思を伝えても、引き継ぎなどをする時間も十分に取れるため、すっきりとした気持ちで新しい職場に向かえるでしょう。
年度途中で入職したい場合は10〜11月か1月がおすすめ
年度途中で入職したい場合は、ボーナス支給後や年末の離職者が増える10月〜11月もしくは1月がおすすめです。
離職者が増えた場合、出来るだけ早く人員の補充をしたい病院側は、年度内に入職してくれる方を探しています。
しかし、4月入職を目指す場合に比べて求人が少ないことが多いので、早めに情報収集を始めましょう。
早めの行動が他の求職者との差別化にもつながり、内定がもらいやすい傾向にあります。
4月以前の入職であれば希望する部署への配属も、空きあれば調整してもらいやすいのもメリットのひとつです。
出来るだけ早い入職を希望する病院側が多いので、転職活動と一緒に退職手続きも進めておきましょう。
クリニックかパート希望の場合
クリニックかパートでの転職を希望する場合は、入職したい時期の3箇月前には情報収集をすすめておきましょう。
入職希望時期の2箇月前がおすすめ
毎年一定数を採用しているわけではないので、人員の補充が必要になったタイミングで求人が出てくる場合がほとんどです。
一般的には家族の都合で離職者が多くなる8〜9月・3〜4月や、ボーナス前後の6〜7月・12〜1月頃に求人が増える傾向にあります。
求人数も多くないのでこまめな確認と、退職の準備も始めておくとスムーズに引き継ぎが出来ます。
看護師に特化した転職エージェント5選
- ナースではたらこ
- 看護roo!
- ジョブメドレー看護師
- ナースジョブ
- 看護のお仕事
利用者の満足度が高いものを選んだので、転職を考えた際には参考にしてみてください。
ナースではたらこ
ナースではたらこは全て無料でサポートしてくれ、直接話しづらいこともサポート窓口で対応している看護師転職サイトです。
日本最大級の看護師の転職サービスで、全国各地の医療機関情報を網羅しています。
「子育てと両立したい」や「キャリアアップしたい」などの個別の要望にも、出来る限り応えてくれる転職サイトです。
求人の紹介はもちろん看護師が転職する際に重要になる面接対策や、退職時に気をつけるポイントまでフルサポートしてくれます。
年収・ボーナス・福利厚生など看護師の転職に必要な情報関して聞きづらいこともキャリア・アドバイザーがあなたに代わって確認してくれます。
看護roo!
看護roo!は看護師目線に立った無料の転職サポートを展開しており求人を探すだけなら登録不要です。
登録すれば、応募手続きや連絡を忙しいあなたに代わって行ったり、看護師の転職に必要な履歴書の添削・面接の練習まで徹底サポート。
忙しい方や、初めての転職を考えている看護師におすすめです。
求人の情報はメリット・デメリットもわかった状態で応募するか選べ、迷った場合は転職のプロがアドバイスしてくれます。
利用者満足度96.3%(看護roo!調べ)と高く、多くの看護師から選ばれています。
ジョブメドレー看護師
ジョブメドレー看護師は医療介護従事経験者が運営している就職・復職・転職のためのサービスです。
希望する求人がなくても無料の会員登録しておくだけで、担当キャリアサポートが求人を探してくれます。
応募メールはジョブメドレーを通さず直接事業所の担当者に届くので、選考に進むスピードも早い特徴があります。
面接対応の仕方や、実際に転職をした方の記事を読めるので参考になります。
ナースジョブ
ナースジョブでは全国の中からあなたにぴったりの求人を、比較検討して選べる看護師転職サイトです。
希望する転職先を都道府県別や診療科目別に選べるので、探しやすくなっています。
担当アドバイザーが最初のヒアリングをしっかりと行い、理想の条件に合った職場が見つかるまでしっかりとサポートしてくれます。
仕事の紹介はもちろん、入職後の疑問や不安にもフルサポート。
面接マニュアルや気になる疑問・質問など解決に導くコンテンツも多く初めてでも安心して利用出来ます。
看護のお仕事
看護のお仕事は利用者数累計40万人突破の職場のリアルがわかる転職サイトで、ハローワーク・非公開求人も多く掲載されています。
数多くの求人の中から、自分にぴったりの条件を比較検討しながら選ぶことが可能です。
職場訪問を年間4,000回以上行っており、医療方針や辞めた方の理由まで情報収集することで働きやすい職場かどうかヒアリングをしています。
看護師転職の際にポイントとなる給与交渉や勤務時間の調整なども、利用者に代わって全てサポートしてくれます。
転職時のよくある質問
そうはいっても、看護師の方が転職を考える時には不安や質問がつきものです。
ここでは、転職を考えた時によくある疑問についてお答えしていきます。
看護師転職活動の期間は?
看護師の転職活動にかかる期間は一般的に約1箇月といわれています。
転職スピードが早い理由として、選考面接が1回の場合が多く、書類選考・面接結果が出るまでのスピードが早いことが挙げられます。
内定が出てから入職までの期間は、採用された病院によっても違うので面接の時に確認しておくといいでしょう。
看護師は在職中に転職活動をしたほうがいい?
在職中に転職活動するのがおすすめです。
その理由は、辞めてしまってから転職活動すると、どうしても早く決めたいという焦りが出てきてしまうためです。
さらに無職の期間があると、年金・健康保険の入れ替え・雇用保険の手続きが必要となり手間がかかります。
退職後すぐに新しい職場に入職した場合は、その手続きは不要になるので在職中からの転職活動がおすすめです。
何年目で転職を考えてる?
入職してすぐの転職はおすすめ出来ません。
次の職場でもすぐに辞めてしまうと思われてしまうため、今後の転職がうまくいかなくなる可能性があります。
一般的に看護師は入職後3年経つと新人から抜け出すタイミングだと捉えられています。
入職後5年以上は即戦力とみなされ、専門的な知識・スキルがある程度身についており、これからも成長していくと期待されているので一番求められるキャリアです。
また、入職後10年以上の経験を積んでいると、ベテランとして求められることもありますが、新しい知識の吸収がしにくいと考える病院側もあるようです。
以上のことから入職後3〜10年が看護師の転職におすすめの時期といえます。
在職中の看護師転職活動の流れ
- 事前準備として自分の優先順位を決める
- 看護師転職エージェントに登録
- 条件に合う求人に応募
- 面接を受け、内定が決まってから退職届を提出
- 業務の引き継ぎ
- 新しい職場に書類提出
前の職場を退職してから求人を探す場合と、在職中の転職活動は手順が違うので、ここで詳しく看護師転職の流れを説明していきます。
自分の中で希望する点の優先順位をつける
転職したいと思ったら、自分は何を優先して転職活動するのか考えましょう。
キャリアアップ・働きやすさ・福利厚生・勤務時間など優先するものは人それぞれです。
何が一番大切か、転職することで自分がどうなっていきたいのかを明確にイメージしてみましょう。
転職エージェントに登録
転職エージェントに登録し、自分の条件にあった求人を探しましょう。
自分の希望にあった求人がない場合も、登録さえしておけば新しい求人が出たら通知が来る機能もあるので活用しましょう。
転職を希望する時期の3箇月前までに登録を済ませておくと、余裕を持って選べ比較検討しやすくなります。
条件に合う求人に応募
自分の条件に合う・気になる求人があったら応募してみましょう。
看護師の求人は条件さえ合えばあっという間に決まるので、それまでに転職準備として履歴書や職務経歴書などを用意しておきましょう。
有給が残っている場合は、最後にまとめて消化することも出来ますが、この時期から計画的に消化しておくことをおすすめします。
採用試験を受け、内定をもらってから退職届を提出
採用試験や面接を受ける前に、今働いている職場の退職届を提出するタイミングがいつか調べておきましょう。
一般的に1箇月前でいいといわれていますが、職場によっては2箇月前の提出が求められるところもあるためです。
実際に採用試験や面接を受け、転職先から内定をもらってから退職届を提出しましょう。
面接時に入職時期の確認と相談が出来ると理想的です。
業務の引き継ぎ
内定が出て、退職届の提出が済んだら引き継ぎを始めていきましょう。
業務内容をリストアップし、退職日までのスケジュール管理もしておくとスムーズにいきます。
退職日前に有給をまとめて消化する場合には、退職届を提出する時に引き継ぎスケジュールも相談しておくと時間の短縮になります。
新しい職場への書類の提出
引き継ぎと並行して、新しい職場への入職に関する書類の提出も必要です。
転職先から指示があれば健康診断も必要になってくるので、退職日の半月前には準備を進めておきましょう。
お世話になった方々への挨拶や、貸与品の返却も済ませておくと退職日に慌てることはありません。
看護師の転職におすすめ時期|まとめ
看護師の転職におすすめ時期のまとめ
- 看護師転職には求人が増える冬から春がおすすめ
- 大手の病院とクリニック・パート勤務で看護師におすすめな転職時期が違う
- 看護師転職エージェントを活用しよう
- 気になる在職中の看護師転職の流れを紹介
看護師転職活動のおすすめの時期や、大手の病院とクリニックを希望する時の違いからよくある疑問まで紹介してきました。
在職中に転職活動することは、自分のキャリアに空白を作らず心理的な安心感もあるので様々な病院から比較検討出来るメリットがあります。
今回紹介した、転職の流れや転職エージェントを活用し、ひとりの看護師としてキャリアアップにつながる転職活動に役立ててください。