医療用ウィッグのおすすめは?安い値段で購入する方法は?
医療用ウィッグに関して以下のようなお悩みを抱えていませんか?
治療費の事を考えると少しでも安く済ませたい
医療用ウィッグだと不自然な髪になるんじゃないか
ズレたり、外れたりしないか不安
自然な医療用ウィッグを探しているなら、人毛で作られた既製品がおすすめです。
本記事では、医療用ウィッグを安い値段で購入する方法や失敗しない選び方のポイントを紹介しています。
医療用ウィッグ選びに悩んでいる方は、最後までご覧ください。
- 見た目の自然さを重視するなら人毛の医療用ウィッグ
- 医療用ウィッグを安く買うためには自治体の助成金について調べる
- がん保険に加入している方は医療用ウィッグ購入時に保険会社に確認
- 医療用ウィッグを利用する期間によってレンタルにするか購入するか決める
Contents
医療用ウィッグの役割!
まずはじめに、医療用ウィッグが何のためにあるか説明していきます。
医療用ウィッグは、病気や怪我などで脱毛してしまった人のために開発されたウィッグです。
医療用ウィッグとは?
無毛症や脱毛症などの病気や、抗がん剤治療などの医療行為によって髪の毛が抜けて悩む方も多いことでしょう。
脱毛してしまった事で、出かけたりすることが億劫になってしまった人の悩みを解決するのが医療用ウィッグです。
医療用ウィッグと一般的なウィッグの違い
医療用ウィッグと一般的なウィッグには以下の3つの違いがあります。
- 使用目的の違い
- 品質の違い
- 値段の違い
使用目的の違い
一般的なウィッグは、イメージチェンジなどのファッションの一部として利用されます。
医療用ウィッグは、病気などの理由により、脱毛されてしまった方の生活品質を保証するために利用されます。
品質の違い
医療用ウィッグと一般的なウィッグでは品質が異なります。
医療用ウィッグは、JIS規格を満たす品質のウィッグです。
医療用ウィッグは人毛で作られたものが多くなっています。
人工毛が使われない理由は、化学繊維で作られた人工毛だと薬や治療の影響でアレルギー反応が起こってしまう可能性があるからです。
値段の違い
医療用ウィッグと一般的なウィッグでは、医療用ウィッグのほうが高額になります。
医療用ウィッグが高額になるのは、人毛が使われていたり、見た目が自然なるように作り方にこだわりがあるからです。
人毛と人工毛の違い
人毛と人工毛の違いは大きく分けると3つです。
- 見た目の自然さ
- メンテナンスの大変さ
- ヘアスタイリングの自由さ
見た目の自然さ
人毛は、髪の艶、手触りが自然なので、見た目ではウィッグだと分かりにくいです。
人工毛は、髪の光沢が強く、不自然な見た目となってしまいます。
メンテナンスの大変さ
人毛のメンテナンスは、シャンプーやトリートメントが必要です。
人毛はしっかりメンテナンスすれば、1年以上使うことが出来ます。
人工毛のほうはシャンプーなどのメンテナンスは不要ですが、耐久性が低く劣化しやすいです。
ヘアスタイリングの自由さ
人毛は、本物の髪のようにヘアスタイリングが出来ます。
染髪、パーマも可能ですが、髪質も悪くなってしまうので注意が必要です。
人工毛は、染髪やパーマをかけることは出来ません。
スタイリングをしなくても髪型がセット出来ているので、髪型にこだわりがない人にはおすすめです。
医療用ウィッグの失敗しない選び方
医療用ウィッグは、決して安い買い物ではありません。
せっかく買っても自分の頭のサイズやイメージに合わなくて、買い直すことになったということにならないために、失敗しない医療用ウィッグの選び方を紹介します。
人毛と人工毛の違い
- 試着は必ずする
- セミオーダー、フルオーダーにする
試着は必ずする
服を買う時、試着しないで買って失敗したという経験はありませんか?
医療用ウィッグを買うにしても、試着は重要です!
試着の際は、髪が脱毛する前と後を想定してサイズを選びましょう。
髪が生えてる状態で、ぴったりのサイズを買えば、脱毛した後は少し緩くなってしまいます。
逆に脱毛した状態で、ぴったりのサイズを買うと、髪が生えて来た時にキツくなってしまいます。
特に抗がん剤治療中の方は、治療が終了すれば徐々に髪が生えてくるので、治療のタイミングと髪が生えてくるタイミングをよく考えてサイズを選びましょう。
お店によっては、無料で医療用ウィッグを試着させてもらえたり、試着用のウィッグを無料で自宅に配送してくれます。
試着の可否、試着の方法はお店に確認しましょう。
セミオーダー、フルオーダーにする
自分に合ったウィッグを選ぶ方法としてセミオーダーやフルオーダーでウィッグを作ってもらう方法があります。
セミオーダーのウィッグは、ほぼ完成された既製品を自分の好みに合わせてアレンジしてもらえ、サイズの調整も可能です!
フルオーダーのウィッグは、一からサイズ、髪型を合わせて作成してもらえます。
完成するまでに1箇月ほどかかるので、注意が必要です。
医療用ウィッグにかかる相場費用
医療用ウィッグは、使用する髪の種類と作成の方法で値段が大きく変わってきます。
既製品なら数万円で買えますが、フルオーダーのウィッグは数十万円します。
医療用ウィッグの相場
医療用ウィッグの値段を作成の方法別に表にしました。
作成方法 | 値段 |
---|---|
既製品 | 1万〜10万円 |
セミオーダー | 10万〜40万円 |
フルオーダー | 40万円〜80万円 |
医療用ウィッグを購入する際の目安にしてください。
医療用ウィッグに助成金を出してくれる自治体もある
医療用ウィッグを購入したら、助成金を出してくれる自治体も存在します。
支給される金額は自治体によりますが、1万円〜3万円あたりが目安になるでしょう。
まずは自分の住んでいる自治体で助成金があるか調べましょう。
ただし、自治体の予算が上限に達していると助成金が貰えないので注意してください。
予算が上限に達していた場合は、翌年度に申請しましょう。
ウィッグを購入した時の領収書や治療を受けていることを証明出来る書類も忘れずに準備してください。
医療用ウィッグは保険適用される?
残念ながら医療用ウィッグに保険適用はされません。
同様に、医療費控除の対象にもなりませんでした。
しかし、民間の保険会社によるがん保険ならば、医療用ウィッグの購入金額を保障してくれるものもあります。
加入している保険会社に確認してみましょう。
医療用ウィッグは購入とレンタルどっちがお得?
医療用ウィッグをレンタルしているお店もあります。
短期間しか医療用ウィッグを使わないのであれば、レンタルのほうが安く済ませることが出来るのでおすすめです。
逆に長期的な利用になる場合は、レンタルではなく購入することをおすすめします。
10箇月以上ご利用される場合、レンタルに比べ、購入プランの方が断然お得です!
医療用ウィッグがレンタル出来るお店「アンベリール」ですと、9箇月までならレンタルのほうがお得になっています。
お店によってレンタル費、購入費も異なるので一概にはいえませんが、レンタルをする際の目安にしてください。
購入した場合した場合のメリット・デメリット
医療用ウィッグを購入した場合のメリットとデメリットを紹介していきます。
購入した場合のメリット
- 長期的な利用ならレンタルより安い
- 髪型のアレンジが自由
- アフターケアがある
医療用ウィッグを長期間使うのであれば、レンタルより購入したほうが安くなります。
髪型をアレンジしたくなった場合も、購入したものであればカット、染髪、パーマを試すことが可能です。
店舗によっては、アフターケアをしてくれる所もあります。
どんなアフターケアがあるか店舗に確認しておきましょう。
購入した場合のデメリット
- セミオーダー、フルオーダーになると高額
- 劣化してしまったら買い替える必要がある
セミオーダー、フルオーダーの医療用ウィッグは、安くても10万円以上する場合がほとんどです。
ウィッグは消耗品ですので、経年劣化していきます。
メンテナンスをしっかりして長持ちさせるよう心がけましょう。
レンタルした場合のメリット・デメリット
医療用ウィッグをレンタルした場合のメリットとデメリットを紹介していきます。
レンタルした場合のメリット
- 短期間の利用なら購入するより安い
- レンタルしたものを購入すると割引が受けられる
レンタルの場合、初期費用1万5000円〜2万5000円に日額150円〜300円でレンタル出来ます。
短期間の利用ならレンタルのほうが安い値段で済むので、短期利用を考えてる人におすすめです。
レンタル期間を終えて、そのままウィッグを購入する場合、通常より割引されて購入出来る店舗もあります。
気に入ったウィッグであれば、購入することも検討してみてください。
レンタルした場合のデメリット
- 長期間のレンタルになると損
- 借り物なので破損、紛失に注意が必要
長期間の利用になる場合は、レンタルのほうが損です。
事前にどれくらいの利用になりそうか、医師と相談しましょう。
レンタルは借り物なので、破損や紛失には注意が必要です。
破損、紛失によって弁償となった時、思わぬ出費となってしまいます。
取り扱いには十分注意しましょう。
医療用ウィッグでよくある質問
医療用ウィッグに関するよくある質問をまとめました。
医療用ウィッグはどれくらい長持ちするの?
人毛の医療用ウィッグなら、しっかりメンテナンスすることで半年〜1年ほど利用が可能です。
人工毛や人工毛ミックスだとさらに短くなります。
外れたり、ズレたりしないか?
髪が生えて来たタイミングでサイズが合わなくなってくると外れたり、ズレたりする可能性があります。
サイズを調整する機能が付いていれば、ぴったりのサイズを保つことが可能です。
購入時に確認しておきましょう。
医療用ウィッグを付けたまま帽子はかぶれる?
かぶることはもちろん出来ますが、人工毛のウィッグだと摩擦に弱いので注意が必要です。
人毛の場合は問題ないですが、汗をかいたらメンテナンスしておきましょう。
医療用ウィッグを長持ちさせるには?
シャンプー、トリートメントをしてよく乾かします。
直射日光を避けて、風通しのよい場所に保管してください。
シャンプーをする頻度は、毎日利用する方でも7日に1回程度で十分です。
また、インナーキャップを使用すれば、汗や皮脂を吸収してくれて清潔な状態をキープ出来ます。
医療用ウィッグ|まとめ
- 見た目の自然さを重視するなら人毛の医療用ウィッグ
- 医療用ウィッグを安く買うためには自治体の助成金について調べる
- がん保険に加入している方は医療用ウィッグ購入時に保険会社に確認
- 医療用ウィッグを利用する期間によってレンタルにするか購入するか決める
医療用ウィッグを選ぶ際に、見た目を重視するのであれば人毛のウィッグが自然でおすすめです。
人毛の医療用ウィッグなら人工毛と違って、髪の艶、つむじ、髪型が本物の髪を活かした自然な作りになっています。
人毛ならば、アレルギー反応が出る心配も少ないので安心です。
医療用ウィッグを安く購入するためには、自治体の助成金があるか調べてみましょう。
がん保険に加入している方は、保険会社に医療用ウィッグの購入費を保障してもらえるか確認してみてください。
医療用ウィッグの利用期間次第では、レンタルで済ませたほうが安い場合があります。
自分がどれくらいの間、医療用ウィッグを利用するか購入前に医師と相談してください。
医療用ウィッグは脱毛で悩む人たちを助ける大切なアイテムです。
購入する前に何を重視するかよく考えて、自分に合った医療用ウィッグを見つけましょう。