体調に不安があったり、足腰が悪かったりすると旅行に行くことを躊躇し諦めてしまった経験はないでしょうか。

そのような悩みを解消するためには、バリアフリーな旅行を選ぶことをおすすめします。

この記事では、体調に不安や障害を持っていても参加しやすい「バリアフリーな旅行」の方法について紹介します。

バリアフリーな旅行とは?

バリアフリーな旅行とは、移動や行動に介助や配慮がいる方でも、どなたでも参加できることを目標とした旅行です。

車椅子を使用している場合には、一般的なツアー旅行では行動に制限が出てしまうことがあるはずです。

バリアフリーな旅行であれば、専門職が同行したり、ユニバーサルデザインに配慮された施設などを利用したりと、個人個人の希望に沿ったプランで旅行を楽しむことができるのです。

バリアフリーな旅行の方法

バリアフリーな旅行では、個人旅行とツアー旅行のどちらでも選ぶことが可能です。

バリアフリーな旅行を検討する際には、以下の3つの方法から選ぶと良いでしょう。

宿泊施設から考える

バリアフリーな旅行を考えるうえでは、宿泊施設の選び方がポイントです。

旅行で不安になることでは、移動や入浴に不安を抱える方が多いでしょう。

宿泊施設を選ぶ際には、施設にスロープやエレベーターが設置されているか、浴場や浴室に手すりがあるかなどを確認しておく必要があります。

最近では、どなたでも快適に過ごしやすいようにユニバーサルデザインを設計に取り入れた宿泊施設も増えています。

そのため、部屋にも段差がなく車椅子のまま入室が可能なタイプや、緊急時の対応として呼び出しブザーが設置されているところもあるのです。

もしも、旅行の目的が温泉や宿泊施設での過ごし方であれば、バリアフリー対応と記載された旅館や施設を選ぶことで、足腰に不安がある場合など多くの悩みは解消されるはずです。

ツアーリストから考える

もしも、個人で旅行を計画することが不安な場合には、ツアー会社のバリアフリーな旅行を利用しましょう。

旅行会社によっては、介護や福祉の専門知識を持ったスタッフや手話にも対応できるスタッフが専任で対応してくれます。

HISなど、実際にバリアフリーな旅行の事例として、難病指定の方に対してプランニングした実績を公表している旅行会社もあるのです。

旅行先に関しても、国内外を問わず希望に沿って幅広くプランニングやアレンジをしてくれます。

嚥下障害など食事に介助が必要な場合でも、食事の形態をミキサー食に変更するなど別途手配してもらうこともできるのです。

さらに、旅行会社であれば、添乗員が同行するため、現地でトラブルが起きた際にも安心して対応をお願いすることができるはずです。

そのため、個人旅行よりは料金が高くなる可能性もありますが、安心して快適な旅行に生きたい場合には、ツアー会社にバリアフリーな旅行について相談するとよいでしょう。

トラベルヘルパーを活用する

自分の希望通りに旅を楽しみたい方は、トラベルヘルパーという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

トラベルヘルパーとは、外出支援の専門家で介護技術や介護旅行の知識を習得している方で、資格を取得する際には検定試験を受けているヘルパーです。

近場の外出を始め、旅行にも同伴をしてもらえるため、周囲に気兼ねすることなくバリアフリーな旅行を楽しむことができるでしょう。

申し込みには、規定の書類に旅行先や身体の状況を記載し、受け入れの可否について知らせてもらえます。

旅行のプランニングは自由ですが、専門職からもアドバイスをしてもらうことも可能です。

注意点としては、利用する際には、医師の許可や家族の同意が必要です。

料金は要介護度や介助の内容によって異なり、利用時には万一の際のために保険に加入する必要があります。

場合によっては、宿泊や交通手段の手配も依頼することもできるのです。

ただし、地域によっては十分に人材がいないことがあるため、同行を希望される場合には少なくとも1ヵ月前には確認しておくことがよいでしょう。

バリアフリーな旅行で気を付けること

バリアフリーな旅行では、前もって以下のような点に配慮しておくことで、より安心して旅を楽しむことができるはずです。

福祉用具を利用されている場合には、旅の日程に併せて変更や新しく短期で借りることができることを知っておきましょう。

医師や専門職へ相談

旅行に行く際には、医師や専門職に相談し旅行時に気を付けることを確認しておきます。

普段の生活で在宅酸素を使用している場合には、飛行機に酸素を持ち込みする際には医師の指示書が必要な場合もあるのです。

また、急な体調不良など緊急時の対応についても助言をもらい、いざという時に慌てないようにしておきましょう。

福祉用具の変更やレンタルを検討

実は、介護保険を申請されている場合には、短期的に歩行器や車椅子をレンタルし使用することが可能です。

長距離の移動に不安を感じる場合には、車椅子を借りておくと安心して観光することができるはずです。

また、普段使用している車椅子を一時的に介助用の車椅子に変更すれば、同伴者の介助負担の軽減もできるのです。

上記のように福祉用具を変更したい時には、福祉用具の業者やケアマネジャーに相談することで対応してもらえます。

日程には余裕を持たせる

旅行は楽しい反面、普段の生活と異なり疲れやすかったり体調が変化してしまうこともあるでしょう。

そのため、日程には少し余裕を持たせてスケジュールを組むことをおすすめします。

トイレの場所を確認しておく

観光地によっては、使いにくいトイレもあります。

事前に行動範囲に沿って、バリアフリーに配慮されたトイレの位置を確認しておくことも忘れないようにしておきましょう。

情報提供書やお薬手帳を持参する

体調に不安がある場合には、ご自身の健康状態に関して記載した情報提供書を持参しておくと、何かあった際にも情報をスムーズに伝えることができるのです。

また、常備薬に加え、お薬手帳を持参しておくことでこれまでの内服歴も把握しやすくなるのです。

深部静脈血栓症に注意する

旅行では、長時間の移動により身体を動かさなければ、足が浮腫み血栓ができてしまう場合があるのです。

そのため、定期的に足首を動かし深部静脈血栓症を予防する事が重要です。

また、皮膚が脆弱な場合には長時間同じ姿勢をとることで起こりやすい褥瘡にも注意しておかなければなりません。

まとめ

今回はバリアフリーな旅行をする方法から楽しむための注意点をお伝えしました。

・宿泊施設、ツアー会社、トラベルヘルパーから目的や希望に合わせて選択する

・医師や福祉用具の専門職と相談し、注意点や便利な福祉用具を検討する

・急な体調の変化に慌てないように事前準備を行う

体調や足腰に不安があっても、バリアフリーな旅行であればきっと楽しむことができるはずです。

個人で行く場合でもサービスを利用する場合でも、事前の準備を行っておくことで多くの不安を解消できるでしょう。

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