
湘南美容クリニック池袋西口院 院長の本間です。
今回のテーマは「しみ、肝斑、そばかす」です。
これらの症状に悩む女性は多いのではないでしょうか?
しみ、肝斑、そばかすは50歳を超えた女性の多くが頭を悩ます肌トラブルと言われています。
とくに年齢を重ねてくると今まで目立たなかったしみが目立つようになり、メイクでなんとか隠しているという方が多いようです。
メイクや外出を、より楽しむために美しい肌を手に入れてみませんか?
そこで今回は「しみやそばかすを消したい」「肝斑の治療法が分からない」「しみや肝斑を治す最新の治療法って何? 」など、これからしみ、肝斑、そばかすの治療を始めようと考えている方に役立つ情報を詳しくご紹介します。
しみ、肝斑、そばかすの原因は何?
はじめに「しみ」「肝斑」「そばかす」が発生する原因を理解することから始めましょう。
しみの原因
しみの原因は紫外線、遺伝、やけど、ニキビ、かぶれ、虫刺され、ホルモンバランスなど様々です。
また、しみには老人性色素斑(日光性黒子)や炎症後色素沈着、肝斑、そばかす(雀卵斑)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、脂漏性角化症などいくつかの種類があり、それぞれで原因が異なります。
一般的に「しみ」として認識されている症状は「老人性色素斑(日光性黒子)」と呼ばれるもので、中年以降に目立ち始めるしみのほとんどがこれに該当すると考えていいでしょう。
老人性色素斑は紫外線による肌ダメージが原因です。
紫外線を受けた肌は、肌細胞を守るためにメラノサイトを活性化することで黒色メラニンを生成します。
本来であれば、黒色メラニンはお肌のターンオーバーで排出されますが、加齢で肌代謝の機能が低下することで排出されずに色素沈着を起こして「しみ」になるのです。
つまり、老人性色素斑は紫外線によるダメージとお肌のターンオーバーがうまく機能しないふたつの原因が重なって起こると考えていいでしょう。
肝斑の原因
肝斑の原因はホルモンバランスとされています。
妊娠や出産、経口避妊薬(ピル)の服用によってホルモンバランスが乱れてしまい、メラノサイトが活性化し、色素沈着を起こして表面化すると考えられています。
実は肝斑が発生するメカニズムは解明されていません。
しかし、30歳から40歳代の女性が多く発症し、閉経を迎えた女性は症状が解消する傾向があります。実際に60歳以上の女性で肝斑がある人は30歳から40歳代の女性と比較して少ないことが分かっています。
このような傾向から、肝斑は女性ホルモンのバランスが影響して発生すると考えられているのです。
そばかすの原因
そばかすの主な原因は遺伝とされています。
そばかすは個人差があるものの、幼少期から思春期にかけて鼻を中心に小さな斑点が目立つようになり、成長に連れて次第に薄れていくことが特徴です。
しかし、紫外線の影響で濃くなるケースもあるため、斑点がそばかすであると決めつけない方がよいと思います。
そばかす自体が濃くなることもありますので、いつか消えるものと思い込まない方がよいでしょう。
しみ、肝斑、そばかすの治療法
次に「しみ、肝斑、そばかす」それぞれの治療法について解説します。
しみ、肝斑、そばかすの主な治療法にはレーザートーニング、フォトRF、シミ取りレーザー、ケミカルピーリング、内服薬(トラネキサム酸)、外用薬(ハイドロキノン)などがあります。
レーザートーニング
効果があるもの
- しみ
- 肝斑
- そばかす
レーザートーニングは老人性色素斑や肝斑など幅広い治療に対応しているレーザー治療です。
短時間で済む、低刺激、肝斑にも対応しているなどの特徴があり、しみ治療と同時に肌のツヤ、ハリ、キメなども整う美肌レーザーです。
2週間から4週間に1回のペースで、8回から10回程度受けるのがおすすめです。
フォトRF
効果があるもの
- しみ
- そばかす
フォトRFは光エネルギーと高周波エネルギーのシナジー効果で老人性色素斑によるしみや肌のくすみなどを解消する治療法です。
低刺激、高い安全性、短時間で完了することなどから手軽なしみ治療の方法として知られています。
月に1回のペースで、5回から6回程度受けることで効果を実感できるとされています。
シミ取りレーザー
効果があるもの
- しみ
- そばかす
シミ取りレーザーは老人性色素斑によるしみやそばかすの治療に効果的とされています。
高い出力のレーザー光をメラニン色素にのみ選択的に照射してしみを解消します。
シミ取りレーザーは効果を得やすい反面、レーザートーニングやフォトRFと比較して痛みやダウンタイムが生じやすいデメリットがあります。
ケミカルピーリング
効果があるもの
- しみ
ケミカルピーリングは、肌に化学物質を塗布し、古い角質を含んだ皮膚表面を一定の深さで剥脱させる治療のことです。
繰り返し受けることでしみが薄くなる効果が期待できますが、レーザートーニングやフォトRFなどの治療法と比較すると、効果の出方は緩やかです。
内服薬(トラネキサム酸)
効果があるもの
- 肝斑
トラネキサム酸配合の内服薬は主に肝斑に効果的とされています。
トラネキサム酸はメラノサイト活性化因子「プラスミン」を抑制する働きがあります。これによりしみの原因となるメラニン色素の生成を抑えます。
トラネキサム酸は肝斑治療に広く使われているため、女性ホルモンに影響すると思われがちですが、女性ホルモンに影響を与える訳ではありません。
ハイドロキノン配合の外用薬
効果があるもの
- しみ
ハイドロキノン配合の外用薬もしみの治療に効果的です。
ハイドロキノンはメラニン色素を生成するメラノサイトに対する細胞毒性があり、しみの原因となるメラニン色素生成を抑制します。
配合率が2%未満の物であれば市販されているため入手が容易ですが、より効果が望める2%以上の物は医師による処方が必要です。
湘南美容クリニックのしみ、肝斑、そばかす治療・最新トレンド
湘南美容クリニックで人気のしみ、肝斑、そばかす治療法は「レーザートーニング」と「フォトRF」のふたつです。
1) しみ、肝斑、そばかすなど幅広い治療効果をお望みならレーザートーニング
レーザートーニングは一般的なしみだけでなく、これまで治療できなかった肝斑の治療も可能にした画期的なレーザー治療のひとつです。
レーザートーニングは、メラニン吸収の特性を持った1,064nm(ナノミリメートル)の波長を低出力で照射し、肝斑をはじめとするしみを改善します。
照射箇所周辺の細胞にダメージを与えることなく治療できるため、痛みやダウンタイムがほとんどなく、肌全体の色調改善も可能です。
湘南美容クリニックが採用しているレーザートーニング「スペクトラ・ヘリオス」は、肝斑、老人性色素斑、そばかす、くすみ、毛穴の黒ずみ、ニキビ跡の色素沈着など幅広い肌トラブルに対して、安全で効果的です。
【費用】税込み
全顔:8,750円/1回
全顔:40,530円/5回
全顔:77,000円/10回
ホホのみ:5,500円/1回
2)しみと一緒にくすみやシワも解消したいならフォトRF
フォトRFはしみ、くすみ、シワ、赤ら顔の治療に効果があるパルスライト(光エネルギー)と、RF(Radio Frequency・高周波エネルギー)を組み合わせた治療法です。
フォトRFは痛みが少なく、ダウンタイムが短いことが特徴です。
また、繊維芽細胞を刺激することでコラーゲンやエラスチンの生成が促されて、しみ治療効果以外にもくすみやシワの改善なども見込めます。
【費用】税込み
1回:9,980円
5回:44,000円
まとめ
・しみ(老人性色素斑)は紫外線が主な原因で、レーザートーニング、フォトRF、シミ取りレーザーなどの治療法がある。
・肝斑はホルモンバランスが原因で、レーザートーニングやトラネキサム酸の服用による治療法が効果的。
・そばかすは遺伝が主な原因で、フォトRFなどが有効。
・湘南美容クリニックでのしみ、肝斑、そばかす治療のトレンドは「レーザートーニング」と「フォトRF」のふたつで、いずれも痛みやダウンタイムが少ないことが特徴。
いかがでしたか?
私のインスタに様々な症例を掲載しています。そちらも参考になさって下さい。
一人で悩まず、まずは専門の医師にご相談なさるのが良いと思います。
まずはお気軽にカウンセリングにいらして下さい。
湘南美容クリニック池袋西口院 院長
本間重行
フリーダイヤル: 0120-489-100