
「鏡を見るたびに歯並びが気になってしまう」 コンプレックスの歯並び、これからずっとそのままで平気ですか?
歯列矯正でコンプレックスを解消し、新しい笑顔を手に入れましょう!
歯列矯正をすれば歯並びはもちろん、お口の病気予防や全身の健康にもいい影響を与えられるのです。
今回は歯列矯正のメリットや矯正方法の種類、注意点まで解説します。
大人が歯列矯正をする3つのメリット
歯列矯正は見た目を変えることだけではなく、身体全体にプラスの影響を与えます。
- コンプレックスから解放されて人生を楽しめる
- 身体の痛み改善が期待できる
- お口の病気を予防できる
1. コンプレックスから解放されて人生を楽しめる
まず長年悩んでいたコンプレックスから解放されます。
歯列矯正によって口元が整えられることで顔全体の印象が明るくなるのです。
大人になってから歯列矯正をした多くの人が、
「人の目を気にしなくなった」
「前よりメイクをするのが楽しくなってきた」
と前向きな変化を感じています。
2. 身体の痛み改善が期待できる
歯列矯正は身体の痛みを改善する効果も期待できます。
特に肩こりや腰痛、頭痛など身体の痛みが気になっている人は、歯列矯正で痛みを解消できるかもしれません。
歯列矯正で歯並びや噛み合わせが整うと、身体の痛みが解消されるケースがあるのです。
噛み合わせが悪い状態では、筋肉や関節、骨、神経にも負担がかかり、肩こりや頭痛、腰痛など身体の痛みにつながります。
噛み合わせが整えられることで、痛みの原因になる余分な負担による痛みの改善が期待できるのです。
3. お口の病気予防にいい
歯列矯正はお口の健康にもメリットがあります。
歯並びが整うと歯の間に詰まった汚れが取れやすく、お口の中を清潔にキープできるようになり、虫歯や歯周病予防に効果的です。
また汚れがしっかり取れると、雑菌が繁殖しにくくなるため、口臭予防の効果も期待できます。
大人が歯列矯正をするのデメリット
大人の歯列矯正には、大人の歯特有の事情からデメリットも発生します。
- お口のお手入れに時間がかかる
- 長い時間と高い治療費がかかる
1. お口のお手入れに時間がかかる
歯列矯正中はいつも以上に丁寧にお口のお手入れをしなければいけません。
矯正器具をつけているぶん、歯磨きやフロスをするのに少々手間がかかります。
お手入れ不足でお口の中に汚れが溜まると、虫歯や歯周病になりやすくなるので、歯列矯正中は定期的に歯医者さんに診てもらうことが大切です。
2. 長い時間と高い治療費がかかる
大人の歯列矯正は子供の矯正よりも時間とお金がかかります。
大人の歯はしっかりと固定されているので矯正するのにも時間がかかりますし、矯正後の歯を固定するのにもさらに時間がかかるのです。
個人差はありますが、矯正後の歯の固定には3年以上かかることもあります。
部分的に矯正する場合は比較的早く完了しますが、歯全体を矯正する場合は長い時間と高い治療費が必要です。
歯列矯正の種類とそれぞれのメリット、デメリット
歯列矯正の種類は大きく分けると2つあります。
- ワイヤー矯正
- マウスピース矯正
それぞれメリット、デメリットがあるので、どの種類が一番いい矯正方法とは明確には言えません。
最終的には歯科医に歯を見てもらい、自身の歯に一番合う方法で矯正しましょう。
もっとも一般的なワイヤー矯正
歯列矯正の種類でもっともメジャーな矯正方法が、ワイヤー矯正です。
ワイヤー矯正は使う器具の素材によって3つの種類に分けられ、それぞれに特徴があります。
- 金属ブラケット:丈夫 安い 特に目立つ
- メタル 審美ブラケット:セラミック、プラスチック 目立たない
- セルフライゲーションブラケット:痛みが少ない 矯正が比較的早く終わる ワイヤーが目立つ
ワイヤー矯正は歯の表側につける表側矯正と、裏側につける裏側矯正があります。
また前歯のズレやすきっ歯など、部分的に歯並びが目立つ箇所を整える部分矯正に使われるのもワイヤー矯正です。
マウスピース矯正
透明なマウスピース型の矯正器具を装着して行います。
ほかの矯正方法と違い、器具を2週間ごとに交換して使います。
マウスピース矯正の特徴は次の7つです。
- 金属不使用だから金属アレルギーでも使える
- ワイヤーやブラケットが粘膜に刺さったり、口内炎を起こしたりすることがない
- 装着、取り外しが楽
- 目立たない
- 汚れがたまりやすいからこまめなお手入れが必要
- ちょっとしたつまみ食いでも食べたあとに歯磨きが必要
- ジュースやお茶はできるだけ控えないといけない
歯列矯正用のマウスピースは大きく分けて2つあります。
- 国内の歯科医療機関や歯科技工所で製作されたマウスピース
- 海外で製作されたマウスピース
歯ぎしりを防ぐためのマウスピースは市販でも手に入りますが、歯列矯正を受ける場合は個人の口腔内や歯型を調べ、データをもとにカスタムメイドするのです。
国内でマウスピースを製作するのか、海外の製造会社に発注して製作するのかは歯科医院によって違いがあります。
マウスピース矯正でも部分矯正は可能です。
部分矯正の場合は全体矯正よりも価格が半額程度安くなります。
部分矯正のメリット、デメリット
前歯だけなど歯を部分的に矯正するのが部分矯正です。
前歯がずれている、すきっ歯、前歯が軽く出ているなど、前歯部分の歯並びを整えます。
前歯を部分的に矯正するだけで、噛み合わせの改善にはあまり関係がありません。
歯全体ではなく数本の歯を整えるだけなので、費用が比較的安くなります。
- 費用が比較的安い(20万円〜40万円)
- 目立ちにくい
- 噛み合わせの改善効果はあまり期待できない
- 奥歯の噛み合わせが悪い、凸凹や隙間があるとできない
歯列矯正中の注意点
歯列矯正中は特にお口のお手入れと食事に注意しなければいけません。
歯列矯正をしてもお口のお手入れが適当、控えるべき食べ物を気にせず食べ続けると、せっかくお金をかけて治療をしても虫歯や歯周病リスクが上がります。
歯列矯正中は専用歯ブラシて丁寧に磨く
歯列矯正中のお口のお手入れは、矯正専用の歯ブラシを使うと汚れを落としやすくなり、虫歯や歯周病を予防できます。
歯列矯正中はマウスピース型以外、矯正器具をつけたまま歯磨きできますが、器具があるのでブラッシングしにくくなり汚れ落ちが悪くなるのです。
専用歯ブラシは汚れが落ちやすい細い毛先で作られています。
また、歯科医師やスタッフに磨き方を教わり、正しいブラッシングを意識することも大切です。
歯列矯正中に控えるべき食べ物や飲み物
歯列矯正中は、できるだけ控えるべき食べ物や飲み物があります。
- 粘着質な食べ物(ガムやキャラメルなど)
- 色が濃いもの(カレーやキムチ、ケチャップ、コーヒー、紅茶など)
- 口を大きく開けて食べるもの (ハンバーガーやりんごなど)
- 固い食べ物(せんべい、キャンディ、するめなど)
以上の食べ物は矯正器具の故障や変色の原因になるので要注意です。
特に治療を始めてから1週間は、矯正器具が安定していない時期なので特に注意が必要になります。
歯列矯正の料金相場はどれくらい?
- ワイヤー矯正 :表側矯正60万円〜100万円 裏側矯正は110万円〜150万円、部分矯正は15万円〜60万円、さらに通院費用として1、2ヶ月に1回5,000円ほどかかる
- マウスピース矯正:80万円〜100万円、部分矯正は15万円〜40万円
歯列矯正は保険適用外です。
厚生労働省が定めている特定の症例に限り保険が適用されますが、歯列矯正と合わせて外科手術が必要になります。
< 保険が適用される例 >
- 顎変形症(がくへんけいしょう)の矯正治療
- 生まれながらにある先天異常
どの矯正方法でも治療費が高額になるので、治療完了までいくらかかるのかあらかじめ病院にしっかりと確認をする必要があります。
まとめ
歯列矯正は歯科医に任せっきりで行う治療ではありません。
直接的な治療は歯科医が行いますが、治療中に患者がお口のお手入れや食事に気をつけることも治療成功に関わるのです。
歯列矯正を行うと見た目の変化だけではなく、全身の健康にもメリットがありますが、お手入れの手間や費用の問題といったデメリットもあります。
しかし、歯列矯正を行なった人の多くが「矯正をしてよかった!」と語っています。
長年歯のコンプレックスでお悩みの方は、一度歯列矯正を検討してみてはいかがでしょうか。
歯列矯正は大人になってからでも遅くはありません!