
あごや口元などフェイスラインの大人ニキビにお悩みですか?
フェイスラインの大人ニキビはストレスをはじめ、様々な原因から起こります。
大人ニキビを放置すると、ニキビ跡になってさらに日が経つと色素沈着を起こして厄介な存在に。
今回はフェイスラインの大人ニキビができる原因から、効果的なスキンケア、食と睡眠に到るまで徹底的に解説します。
本記事を読んで、大人ニキビを繰り返さないすこやかなお肌を手に入れましょう!
フェイスラインに大人ニキビができるのはストレスのせい?
フェイスラインに大人ニキビができる主な原因にストレスが挙げられます。
ストレスが大人ニキビの原因になるのは、ストレスによってホルモンバランスが乱れるからです。
女性の身体にはエストロゲンとプロゲステロンという二種類の女性ホルモンが存在します。
ストレスでホルモンバランスが乱れるとはどういう意味でしょうか。
ストレスを受ける場所は、ホルモン分泌の司令塔である脳です。
脳がストレスを受けると、ホルモンを分泌する卵巣に「ホルモンを分泌して!」という指令が出にくくなります。
ホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンの量が増えます。
男性ホルモンには皮脂分泌を盛んにする働きがあり、皮脂量が増えて毛穴詰まりを起こし、ニキビができやすくなるのです。
ストレス以外にもある!フェイスラインの大人ニキビの原因
大人ニキビはストレスだけではなく、乾燥も原因となって発生します。
肌が乾燥すると、
- バリア機能の低下で肌が刺激を受けやすくなる
- 肌のターンオーバーのサイクルが乱れる
などとなり、肌が不安定になってニキビができやすくなるのです。
さらに、フェイスラインの大人ニキビにはフェイスライン特有の原因もあります。
原因その1. 刺激を受けやすい部分だから
フェイスラインの中で特にあごは日常的に様々な刺激を受ける部分です。
- 紫外線
- 頬杖をつく
- マフラーやマスクをつける
- 指で掻く など
肌は様々な刺激を受けると、防衛反応として肌表面の角層を厚くします。
角層が厚くなると毛穴がふさがれ、皮脂や老廃物が毛穴の中に閉じ込められてしまうのです。
毛穴は皮脂や老廃物の出口。
行き場をなくした皮脂や老廃物をエサにする菌が増え、ニキビが発生します。
原因その2. フェイスラインは特に乾燥しやすいから
あごは特に乾燥しやすい部分です。
汗を分泌させる汗腺が少ないと、汗によるうるおいが足りなくなります。
肌はうるおい不足を感じると皮脂を分泌させ、うるおいを補給しようとするので、皮脂量が過剰になって毛穴がつまりやすくなるのです。
乾燥した肌にさらに紫外線や頬杖など、様々な刺激が加わることでさらにニキビができやすくなる、という悪循環が発生します。
原因その3. ニキビができやすい食習慣
フェイスラインに限ることではありませんが、大人ニキビの発生原因には食習慣も関係しています。
- 脂質の多い食べ物や甘い食べ物、辛い食べ物をよく食べる
- 食物繊維を含む食べ物や発酵食品をあまり食べない
- 野菜やフルーツ不足
上記に当てはまる人は要注意です。
特に脂っこい食べ物やスイーツ、激辛グルメなどは皮脂量を増やし、毛穴づまりの原因になります。
便秘や下痢は腸内環境悪化のサイン。
腸内環境が悪いと老廃物が全身を巡り、最終的には皮膚の毛穴から排出されます。
老廃物と皮脂がセットになることでニキビができやすくなるのです。
フェイスラインの大人ニキビ解消スキンケア
フェイスラインの大人ニキビを解消、予防するスキンケア方法をご紹介します。
- 洗顔方法
- 保湿方法
- 紫外線対策
- クレンジング
以上4つを順に見直していきましょう。
フェイスラインの大人ニキビを撃退する洗顔方法
洗顔のポイントは4つです。
- 保湿成分入りの洗顔料を使う
- 皮脂量が多いフェイスラインから洗う
- あごは舌で下唇の下の窪んだ部分を押しながら洗う
- 泡はすすぎ前に落とせるぶんだけ落とす
洗顔料は保湿成分の中でも特に保湿効果が高いセラミド入りがお勧めです。
洗顔の順番もポイントで、皮脂量が多いフェイスラインから洗い、Tゾーン、ほおと移動して洗います。
フェイスラインの中でも特に皮脂が増えやすいあごは、口を閉じた状態で舌で下唇の下の窪んだ部分 を押すと洗いやすいです。
最後のすすぎですが、すすぐ前に落とせる泡を先に手で落としておくと、落とし忘れによるニキビの発生予防が期待できます。
大人ニキビを防ぐ保湿ケアの方法
保湿ケアのポイントは
- 洗顔をしたらすぐに保湿する
- コットンではなく手で化粧品をつける
- ニキビができているときは有効成分入りの低刺激化粧品を使う
化粧水やオールインワンジェル、お好みの化粧品ですばやく保湿しましょう。
元々肌全体がオイリー肌という人は、仕上げの乳液やクリーム不要のオールインワンジェルがお勧めです。
また大人ニキビができているときは、「グリチルリチン酸ジカリウム」入りの保湿化粧品でニキビの悪化を防ぎましょう。
化粧水はコットンではなく手でつけます。
コットンは毛羽立ちやすい安価なものを使うと、逆に肌を傷つけるおそれがあるからです。
コットンパックをする習慣がある場合は、肌ざわりなめらかで質のいいコットンを選びましょう。
大人ニキビを防ぐ紫外線対策、メイク
日中の紫外線対策も大人ニキビ予防に必要です。
日焼け止めとファンデーション、またはBBクリームでしっかり紫外線を防ぎます。
日焼け止めやファンデーションなどは、敏感肌でも使えるタイプや石けんで落とせるミネラルタイプがお勧めです。
ただし石けんで落とせるタイプは、汗や皮脂で落ちやすいという特徴もあります。
こまめにメイク直しで日焼け止め効果のあるパウダーを重ね、紫外線対策を強化しましょう。
大人ニキビを防ぐクレンジング方法
クレンジングはオイルタイプは避け、ミルクタイプかクリームタイプを選ぶことをお勧めします。
オイルタイプは洗浄力が強いため、肌に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまうからです。
ミルクまたはクリームタイプのクレンジング剤は保湿力が高く、洗い上がりに乾燥しにくいというメリットがあります。
汚れをしっかり落とそうとゴシゴシ強めに洗うのはNGです。
湯船に浸かって汚れを浮かせてからクレンジングすると、強くこすらず洗浄力がマイルドなミルクやクリームクレンジング剤でも汚れがしっかり落とせます。
大人ニキビができやすい人の化粧品の選び方
化粧品選びも大切です。
大人ニキビは繰り返しできやすいもの。
肌負担が大きい化粧品を使い続けると、スキンケアをしっかりしても大人ニキビが発生します。
大人ニキビができやすい人は、次のポイントを意識して化粧品を選んでみてください。
- ノンコメドジェニック表記がある
- 敏感肌専用
- アルコールフリー
- メイクに使う化粧品は石けんで落とせるタイプ
- ファンデーションや化粧下地は保湿成分入り
- 日焼け止めは紫外線吸収剤フリー
大人ニキビを食と睡眠で予防する
食習慣と睡眠習慣を整えれば、フェイスラインに限らず顔全体の大人ニキビを予防できます。
大人ニキビ予防にいい食べ物を摂り、毎日質のいい睡眠をとりましょう。
大人ニキビ予防にいい食べ物を摂ろう
食習慣も大人ニキビ予防に効果的なものに改善しましょう。
できれば脂っこいものや甘いもの、辛いものを控える食生活に改善するべきですが、すぐに食習慣を変えるのは難しい人もいると思います。
そこで大人ニキビ予防にいい食べ物をまとめてみました。
食生活は少しずつ変えながら、ニキビ予防にいい栄養素を含む食べ物を積極的に取り入れましょう。
大人ニキビ予防にいい食べ物は次の6つの野菜です。
- 芽キャベツ
- キャベツ
- ブロッコリー
- 菜の花
- カブ
- トマト
芽キャベツやキャベツ、ブロッコリー、菜の花、カブは炎症を抑える働きがあります。
ニキビの炎症を抑えて悪化の予防に効果的です。
トマトはリコピンという成分がニキビ跡にいいと言われています。
またリコピンには抗酸化作用があるので、酸化による肌ダメージ予防にも効果的です。
さらにニキビ予防にいいビタミンCは、体内で消費されやすい栄養素なので食べ物だけで十分な量を摂るのは難しいです。
ビタミンC豊富な柑橘系フルーツのほか、サプリメントも合わせると効率よく摂れます。
大人ニキビに効果的な睡眠とは?
睡眠は量よりも質を重視するため、質のいい睡眠がとれるように寝る1時間前は心身をリラックスさせましょう。
- 寝る1時間前からスマホやパソコンの使用は控える
- マッサージやストレッチで体の緊張をとる
- アロマオイルやキャンドルなどで部屋を好きな香りで満たす
- 加湿器をつけて室内の乾燥を防ぐ
などが効果的です。
まとめ
フェイスラインの大人ニキビは様々な原因で発生します。
- ストレス
- 乾燥
- 皮脂の過剰分泌
大人ニキビは繰り返しやすいので、日々のスキンケアやメイクだけではなく、体の中からの予防も必要です。
食事は脂ものや甘いもの、辛いものは避け、ニキビの炎症を抑える働きのある野菜を多めに摂るように意識しましょう。
また質のいい睡眠をとれば、睡眠中に行われる肌の再生が促されるため、大人ニキビができやすい肌が整えられます。
今回ご紹介したフェイスラインの大人ニキビ対策は、顔全体の大人ニキビの予防にも効果的なので、ぜひ実践してみてください。