
「風邪をひきやすいから、何か対策をしたい」
「ピロリ菌がいるって言われたけど、薬を使うのが不安」
そのような方のお悩みに注目されているのが「マヌカハニー」です。実はマヌカハニーには、高い抗菌作用があることがわかっています。
さらには免疫力を向上させる働きも期待されている優れものです。しかも抗生物質のような副作用はありません。
もしもマヌカハニーを取り入れた生活を始めたら、風邪をひきにくく体調管理を行いやすい体を手に入れることができるでしょう。
この記事ではなぜマヌカハニーが今注目されているのか、どのような効果を持っているかをご紹介します。
健康管理に役立つ情報をここで得られるはずです。
マヌカハニーがもつ3つの特徴
マヌカハニーは健康管理に良い食べ物として注目されています。その理由は、以下のように特徴的な3つの特徴をもっているからです。
- 免疫力をアップさせる
- 副作用や耐性菌の心配がない
- 高い抗菌作用をもっている
抗菌作用といえば、菌を退治するために使う抗生物質を思い浮かべる方もいるでしょう。実はマヌカハニーにも、同じように菌の働きを抑える効果があるのです。
それでいて抗生物質のように副作用が起きたり、耐性菌が出てきてしまう心配がありません。さらに免疫力をアップさせる働きもあるので、風邪やウイルスに負けにくい体作りも応援してくれます。
ところでなぜマヌカハニーには、このような優れた3つの特徴があるのでしょうか。ここからはマヌカハニーの秘密を詳しくご紹介していきます。
マヌカハニーに含まれるMGOが高い抗菌作用を発揮
マヌカハニーがもつ抗菌作用の秘密は、MGOにあります。MGOとは、メチルグリオキサールを略したものです。1960年代にハンガリー人のセント= ジェルジ・アルベルトによって発見されました。
このMGO、実はマヌカハニー以外の食品にも多く存在しています。
それなのにマヌカハニーがMGOを含む食品として注目されているのは、マヌカハニーが天然の食品の中でもっとも高い含有量を誇ることがわかっているからです。
MGOは非常に強い抗菌活性をもちます。 マヌカハニーとは、マヌカという植物の花からとれるハチミツのこと。
驚くことにニュージーランドの先住民であるマオリ族の人々は、マヌカハニーに抗菌効果があることを、経験的に知っていました。
そのためマオリ族の人々は普段からマヌカハニーを取り入れた生活をしていたのです。
しかしなぜマヌカハニーが抗菌活性をもつのかということについて、ごく最近まで解明されていませんでした。それがようやく解明され、MGOに抗菌活性の秘密があることがわかったのです。
2008年、ドレスデン工科大学のトーマス・ヘレン教授によって、マヌカハニーの抗菌活性がMGOによるものだと発表されました。
これを機に世界中の医療機関や研究者たちが、マヌカハニーがもつ抗菌作用に注目し、効果が検証されることになります。
MGOの抗菌活性が認められた現在、以下の菌やウイルスに効果があることがわかっています。
- ピロリ菌
- 大腸菌
- 黄色ブドウ球菌
- O-157菌
- ノロウイルス
これらは一例です。他にもさまざまな原因菌に対する除菌効果が明らかになっています。
さらにすごいのは、有害菌や病原菌に対しては殺菌作用を示すのに、体に害のない有用菌や正常細胞には何も反応を示さないという点です。
副作用や耐菌性の心配なくピロリ菌を除去
マヌカハニーに含まれているMGOは、優れた抗菌活性をもちながら、抗生物質のように副作用が起きたり耐性菌ができたりする心配がありません。その理由は、MGOと抗生物質とに明確な違いがあるからです。
体にとって害のない有用菌は、そもそもMGOに抗菌活性を受けないようにする酵素をもちます。またMGOのように天然の抗菌活性をもつ物質は、常に外敵と対抗していることが特徴です。
そのために耐性菌も出現しないとされています。
だから副作用がなければ他の薬との飲み合わせの心配もないのです。
MGOに副作用や耐性菌の心配がないことから、抗生物質を使ったピロリ除菌に失敗したケースにマヌカハニーが活用されています。
ピロリ菌を除菌するための抗生物質には薬剤耐性菌もいるため、お薬を使っても除菌に失敗してしまうことがあるのです。
このように薬剤耐性菌が出現した例でも、マヌカハニーで除菌に成功した症例がこれまでに数多く報告されています。これは先ほども言ったようにマヌカハニーが抗生物質とは違った特徴をもつからです。
ところでなぜマヌカハニーがピロリ菌の除菌に期待されているのかというと、2014年にWHO(世界保健機構)によって、胃癌の原因の8割がピロリ菌の感染によるものだと発表されたからです。
日本人の感染率は50%と非常に高く、50歳以上では実に80%が感染していると言われています。
ピロリ菌とは正式にはヘリコバクター・ピロリという胃に生息する細菌のことです。胃炎や胃潰瘍などの原因となり、慢性化すると、胃癌や十二指腸潰瘍の発症リスクが高まります。
近年ではピロリ菌を除菌することで、胃癌の発病率を抑えられることが明らかになりました。そこで日本でもピロリ菌の除菌が抗生物質によって行われるようになったのです。
しかし耐性菌が出たり副作用が起きたりということもあり、ピロリ菌の除菌失敗率は20%以上にもなります。このように除菌に失敗した例でもマヌカハニーが効果を発揮することから、注目されているのです。
腸内環境を整えて免疫力アップ
MGOには腸内環境を整えて免疫力をアップする作用もあります。人間の免疫細胞の7割が腸で作られているため、善玉菌が優位に働く腸内環境を整えることで免疫力も上げられるのです。
善玉菌は体にとって良い菌です。そのためMGOの抗菌活性によって働きを失うことがありません。だから腸内にいる悪玉菌だけを攻撃して善玉菌優位の状態に改善してくれます。
免疫力が強化されることでアレルギー耐性を向上させ、風邪やインフルエンザ、花粉症の予防や症状改善にも効果を発揮することが特徴です。
まとめ
・優れた抗菌活性をもつ
マヌカハニーに含まれるMGOは、インフルエンザウイルスやピロリ菌、大腸菌などに抗菌活性を示すことがわかっています。
・副作用や耐性菌の心配がいらない
抗生物質のように副作用が起きたり、薬剤耐性菌が出現する心配がありません。
・免疫力アップも可能
悪玉菌を減らして腸内環境を整える働きがあります。腸内には7割の免疫細胞が存在しているため、免疫力アップも可能です。
このようにマヌカハニーは、3つの優れた特徴をもちます。MGOの含有率が高いマヌカハニーほど抗菌作用も強くなるため、購入する際はMGOの値を確認することが大切です。
抗生物質のように副作用がなく、安心して摂取できるマヌカハニー。ぜひ日頃の生活に取り入れて、ピロリ菌対策や健康維持に役立ててみてください。