
近ごろ飲み過ぎ、食べ過ぎが続き、肝臓が弱っていませんか?
低下した肝機能の回復には古来よりシジミが効果的であることが知られていますが、最近の研究ではその“貝殻”を燃焼するとさらに多様な健康効果が得られることが明らかにされてきました。
ここでは燃焼シジミ貝殻があなたの健康にどのような効果をもたらすのか解説します。
これを読めばきっとあなたも燃焼シジミ貝殻の偉大さに驚くでしょう。
もくじ
- 燃焼シジミ貝殻とは
- 燃焼シジミ貝殻の4つの効果
- 燃焼シジミ貝殻のさらなる成分
1.燃焼シジミ貝殻とは
十分に洗浄して自然乾燥させたシジミ貝殻を高温で2時間焼き、それを機械で粉末にします。これが燃焼シジミ貝殻です。
ではなぜシジミ貝殻を焼くのでしょうか。
良質なシジミを産出する青森県津軽地方の一部地域では、シジミの貝殻を「焼き煎じて飲むと肝臓に効く」という言い伝えがあり、現在も民間伝承として受け継がれています。
弘前大学教授(当時)・佐々木甚一博士と青森県産業技術センターはこの伝承に着目し、科学的にその効果を検証することにしました。
そして研究を進めるなかで、このようにシジミ貝殻を高温で焼くと、炭酸カルシウムが「カルサイト」という結晶構造に変化することを突き止めたのです。
さらにそのカルサイトに、肝機能改善などの効果が多数見いだされました。古くから言い伝えられてきた人々の知恵は、科学的に裏付けされたのです。
肝臓は人体最大の臓器で、大きく3つの役割を担っています。
- 私たちの身体に必要な蛋白の合成・栄養の貯蓄
- 毒素の解毒・分解
- 消化に必要な胆汁の合成・分泌
このように肝臓には健康維持に欠かせない重要な機能がたくさん備わっています。
しかし、肝臓には痛みを感じる神経がないため、病気が進行しても自覚症状が出にくいという特徴があります。それが「沈黙の臓器」と呼ばれる所以で、気づいた時には病気がかなり進行しており手遅れになる患者が後を絶たないのです。
燃焼シジミ貝殻は傷ついた肝臓を回復させる成分を含有しており、佐々木博士らの研究によってその成分が肝機能に様々な作用をもたらすことが明らかにされています。
2.燃焼シジミ貝殻の4つの効果
燃焼シジミ貝殻の科学的に実証された効果には以下のようなものがあります。
① 肝機能数値の改善
② 肝細胞の生存率の上昇
③ 免疫系細胞の活性化
④ 中性脂肪、コレステロールの低下
これらをひとつずつ解説していきます。
① 肝機能数値の改善
燃焼シジミ貝殻の効果を検証するために、LECラット(肝臓に機能障害を起こしたラット)を使った実験が行われました。
燃焼シジミ貝殻の粉末14gを1箇月間連日投与したラットと、投与しなかったラットで肝機能数値を比較してみたのです。
その結果、燃焼シジミ貝殻を投与したラットのみ、AST(GOT)とALT(GPT)の数値が著しく低下しました。
AST(GOT)やALT(GPT)は肝細胞です。
肝臓の炎症などのためにこれらの肝細胞が破壊されると血液中に放出され、血液内の数値が上昇します。
そのため、この実験で燃焼シジミ貝殻を投与したラットの肝機能数値が低下したということは、ダメージを受けた肝細胞を燃焼シジミ貝殻が修復したということを示唆します。
人間ドックや健康診断でASTやALT、またγ-GTPの異常を指摘された方には嬉しい効果です。
② 肝細胞の生存率の上昇
シジミの身には肝臓全体の本来の機能を保つアミノ酸の一種オルニチンなどが含まれており、古くから肝臓によい食べものとして知られています。
過度な飲酒の後にはシジミの味噌汁を食べると良いといわれるのも、そういった理由からです。しかし、それだけではなく燃焼シジミ貝殻のカルシウムにはより優れた肝機能改善成分が含まれているのです。先述した「カルサイト」がそれに当たります。
このカルサイトの効能を調べるため、燃焼シジミ貝殻を投与したLECラットと投与しなかったラットを使い、培養肝細胞の36時間後の生存細胞率を比べました。
その結果、燃焼シジミ貝殻を投与したラットの培養肝細胞生存率は投与しなかったラットの3.4倍以上に上昇したのです。
この実験から、燃焼シジミ貝殻に含まれるカルサイトは肝細胞の増殖を促進する作用があることが明らかとなり、破壊された細胞の修復作用の可能性が示されました。
③ 免疫系細胞の活性化
免疫とは、外部からの侵入者である細胞やウイルスなど「自分と違う異物」を攻撃し排除する人体の防御システムのことです。
その中心となるのがNK(ナチュラルキラー)細胞やマクロファージ、B細胞やT細胞などです。
これら免疫細胞間の情報伝達や効用に大きく関与するのが、サイトカインと呼ばれる蛋白質です。サイトカインがうまく働かないと、免疫細胞が活性されずに免疫のバランスが崩れて病気を発症しやすくなります。
佐々木博士らの研究では、燃焼シジミ貝殻の免疫細胞の活性化への効果も検証されました。ラットに燃焼シジミ貝殻を投与して免疫細胞の活性率を調べたところ、燃焼シジミ貝殻投与後12日目にはNK細胞やサイトカインの活性率が投与前に比べて約2倍に上昇したという結果が得られました。
つまり、燃焼シジミ貝殻を摂取すると、外部からの細胞やウイルスを攻撃するNK細胞や、体内の免疫細胞を活性させるサイトカインの働きが高まることで免疫力が増加するのです。
④ 中性脂肪、コレステロールの低下
肝臓が果たす重要な役割のひとつに代謝があります。
代謝とは栄養素を身体が利用しやすい形に分解・合成する働きのことで、肝臓には糖質代謝、蛋白質代謝、脂肪代謝などの代謝機能があります。
お酒を飲みすぎたり、脂っこいものや甘いものなどを過剰摂取したりすると、中性脂肪が肝臓に溜まります。それが蓄積されて発症するのが脂肪肝であり、そのまま暴飲暴食を続けると、肝硬変や肝臓癌に繋がる危険性があります。
中性脂肪やコレステロールといった脂質に対する燃焼シジミ貝殻の作用を調べるために、燃焼シジミ貝殻を投与したラットと投与しなかったラットの血清の中性脂肪と総コレステロール値を比較しました。
その結果、前者は後者に比べていずれも低い数値を示したのです。
燃焼シジミ貝殻は中性脂肪やコレステロールの数値を下げ、脂肪肝の解消をサポートしてくれるということが分かります。
3.燃焼シジミ貝殻のさらなる成分
佐々木博士をはじめとした食品機能学の専門家らによる研究によって、燃焼シジミ貝殻が肝機能値・脂肪肝・肝炎の改善や免疫力の増強に作用があることが実証されました。
しかし、燃焼シジミ貝殻の効果はそれだけではないのです。
燃焼シジミ貝殻の主成分であるカルサイトは、骨粗しょう症の予防にもつながります。カルサイトは、炭酸カルシウムが高純度の結晶構造に変化したものなので、骨の形成促進、骨の強化に役立つといった効用も発揮するのです。
骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気である骨粗しょう症は、圧倒的に女性に多く、特に中年期以降に発症しやすいのが特徴です。女性ホルモンの減少や老化と関連が深いと考えられています。
骨粗しょう症は予防が重要であるといわれ、禁煙、アルコール摂取量の制限、日光浴、適度な運動などと並行して、カルシウムを十分に摂ることが予防の基本です。
いくつもの作用を兼ね備え天然由来の燃焼シジミ貝殻のカルシウムは、健康が気になる方には最適です。
まとめ
燃焼シジミ貝殻はこのような作用を備えています。
- 肝機能数値の改善
- 肝細胞の生存率の上昇
- 免疫系細胞の活性化
- 中性脂肪やコレステロールの低下
- 骨粗鬆症の予防
天然由来の燃焼シジミ貝殻を摂取するだけで、これだけの健康効果が得られるのです。肝機能の低下が心配な方はもちろん、風邪をひきやすい、中性脂肪やコレステロールが高い、骨粗鬆症を早いうちから予防したいという方には最適です。